• "土地改良区"(/)
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  1. 山陽小野田市議会 2011-09-08
    09月08日-04号


    取得元: 山陽小野田市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-28
    平成 23年 9月定例会(第3回)平成23年山陽小野田市議会(第3回定例会)会議録平成23年9月8日     午前10時00分 開議 議員定数 (24名) 現員数  (23名) 出席議員 (23名)     議 長  大 空 軍 治 君     副議長  江 本 郁 夫 君     議 員  石 田 清 廉 君     議 員  伊 藤   武 君     議 員  伊 藤   實 君     議 員  岩 本 信 子 君     議 員  衛 藤 弘 光 君     議 員  大 井 淳一朗 君     議 員  小 野   泰 君     議 員  尾 山 信 義 君     議 員  河 﨑 平 男 君     議 員  河 野 朋 子 君     議 員  下 瀬 俊 夫 君     議 員  硯 谷 篤 史 君     議 員  髙 松 秀 樹 君     議 員  中 島 好 人 君     議 員  中 村 博 行 君     議 員  平 原 廉 清 君     議 員  松 尾 数 則 君     議 員  三 浦 英 統 君     議 員  矢 田 松 夫 君     議 員  山 田 伸 幸 君     議 員  吉 永 美 子 君 欠席議員 ( 0名)事務局職員出席者 局     長  古 川 博 三 君 次     長  沼 口   宏 君 主     査  西 田   実 君 主査兼議事係長  石 田   隆 君 庶務調査係長   坂 根 良太郎 君 主     任  松 永 真由美 君説明のため出席した者 市     長  白 井 博 文 君 副  市  長  山 縣   始 君 総 務 部 長  杉 本 克 彦 君 総合政策部長   堀 川 順 生 君 市民生活部長   田 村 嘉 輝 君 健康福祉部長   田 所   栄 君 産業建設部長   平 田   崇 君 総合事務所長   渡 辺 津 波 君 教  育  長  江 澤 正 思 君 教育部長     今 本 史 郎 君 病院事業管理者  河 合 伸 也 君 病院局事務部長  市 村 雄二郎 君 水道事業管理者  山 本 克 己 君 消防長      松 野 清 和 君 監査委員     白 川 英 夫 君 総務課主幹    川 﨑 浩 美 君本日の会議に付した事件日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 一般質問 ────────────午前10時開会──────────── ○議長(大空軍治君) おはようございます。ただいまの出席議員数は23名で、会議定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 議事日程は、お手元に配付してありますとおり進めてまいります。──────────── △日程第1会議録署名議員の指名 ──────────── ○議長(大空軍治君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において、松尾議員、三浦議員を指名いたします。──────────── △日程第2一般質問 ──────────── ○議長(大空軍治君) 日程第2、一般質問を行います。 一般質問の要領については、前日同様に行い、本日は発言者を4名予定していますので、議事運営に御協力をお願いいたします。 それでは、ただいまから一般質問を行います。9番、尾山議員、御登壇願います。尾山議員。(尾山信義君登壇) ◆議員(尾山信義君) おはようございます。3日目の1番を務めさせていただきます、働く者の立場に立って市民の目線で物を見て考える「市民クラブ」の尾山信義でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 毎年のように大きな災害で全国各地に死者やけが人がたくさん出ております。想定外というふうに言われればそれまでかもわかりませんが、本当にお悔やみとお見舞いを申し上げます。 大きく関連もありますので、5点について質問をさせていただきたいというふうに思います。 1点目の高千帆排水機場の基幹改良について。 今年の梅雨時期は、幸いにも本市では大きな災害は免れたようですが、ことしも新潟・福島地方での災害、また台風12号による紀伊半島の災害は記憶に新しいところです。このように近年の異常気象やゲリラ豪雨は想像を絶するものがあり、防御不可能な状況です。しかし、かといって自然との戦いには手を抜くことができません。最大限の防御策を立てることが、生き残るすべではないでしょうか。 そこでお聞きをいたします。集中豪雨時には、排水容量が不足し、老朽化で設備的にも不安が大きく、地域一帯の冠水を招くことがしばしばである、稼動30年以上も経過をした高千帆排水機場の実態と沿革について、お答えをください。 また、平成20年に改修をされたということですが、改修内容は、どのようなものであったのか、お答えください。 高千帆排水機場は、ポンプ能力が、近年の集中豪雨に対応しきれていないのが現状で、毎年のように、日の出、新生町、高千帆地区が冠水をしている状況をどうとらえ、対応をどのように考えているのか、お伺いをいたします。 最後に、県・市土地改良区等関係機関との定期的な協議などを実施されておるのか、また、都市型排水システムの検討などをされておられるのか、お答えをください。 次に、総合窓口設置促進のための再任用制度確立について。 本年7月19日、萩市は市民総合窓口ワンストップサービス)が開設をいたしました。受付業務は民間に委託をしているということですが、行政のほうの委託に関する検討期間は別として、この企業に委託の話が投げかけられて、わずか5カ月という異例なスピードで実施に移されたということでした。ただし、この企業は、市の100%出資で、元助役が社長ということでございました。本市においても、以前、この件について一般質問をさせていただいた経緯がありますが、ワンストップサービス、いわゆる総合窓口設置についての対応は、その後どのように検討され、進捗状況はどのようになっているのか、お答えください。 本市で行政経験を積んできた有能な退職者も埋もれており、その知識と経験を行政に生かさないのは、市の損失と考えます。条例でも掲げてある再任用制度を運用し、先ほど申し上げましたワンストップサービスを確立し、行政経験ある人材を活用すべきであると考えますが、いかがでしょうか。そうすることにより、コスト削減とスピーディで効率的な行政サービスが得られるのではないかと考えます。企業誘致など大きな目的の推進のためにも、本市独自の特色をつくり出すいい機会ではないかと考えますが、ぜひ市長の考えをお聞かせください。 本市は、大企業も多く、医療機関も充実しています。自然の恵みも多くありますが、行政として外部へ発信できる最大の強みや特色、また魅力は、どのようなものがあると考えておられるのか、お尋ねをいたします。 次に、公立保育園・幼稚園の計画的建てかえについて。 現在、本市には、公立幼稚園1園、公立保育園5園があります。どの園の施設も老朽化が進んでいますが、老朽化の対策について整備計画を立てておられるのか、お尋ねをいたします。また、エアコンの設置状況と対応をお伺いをいたします。 幼稚園と保育園は、国の所管が異なるということを大きな相違点として、幼保一元化が望ましいにもかかわらず進行しておりませんでした。しかし、都市部の保育所の待機児童問題の解消の手段として、最近、幼保一元化が叫ばれるようになってまいりました。本市としては、この動きをどうとらえておられるのか、基本的な考えをお聞きいたします。 次に、市道新生町下木屋線の今後の計画について。 1点目、新生町下木屋線は、日の出川に沿って整備されておりますが、当初の計画では、県道小野田美東線に接続させ、下木屋、横土手などの交通アクセスをよくする方向で計画されたものと聞いておりました。今後の新生町下木屋線の将来構想をどのように考えているのか、お答えください。 新生町下木屋線開設の際、地域住民に行われた説明会では、将来構想として、県道小野田美東線との接続、及びおおむね10年以内にはこの地域の農業振興地域除外を行っていきたいと説明されたと、地元の方の記憶ですが、当時の記録は残っているのか、お答えください。 以前にも申し述べましたが、市役所周辺の景観や駅前の発展を考えると、農業振興地域を除外することが人口の定住・転入につながると思いますが、執行部の考えをお聞かせください。 次に、水道事業に展開についてということで、1点目、大容量の配水池の建設について。 平成19年に水道の総合計画が策定され、その中に山陽地区に大容量の配水池建設を掲げておられる。計画では既に建設に着手されている時期だと理解をしておりますが、進捗状況と今後の行程と見通しは、どのようになっているのでしょうか、お答えをください。 災害対策への対応状況について、豪雨災害対策調査特別委員会の副委員長を拝命していた立場から、お伺いをいたします。 昨年の災害時の断水の折には、水道局職員の昼夜を分かたずの頑張りにより、早期に復旧できましたことは改めて評価をいたします。ことしは、幸いにも現時点では台風や豪雨の襲来は来ておりませんが、近年の気象状況をかんがみると、いつ災害に見舞われてもおかしくありません。 そこで、お伺いいたしますが、上水供給の生命線であります鴨庄浄水場の浸水対策はどのようにされたのか、また断水対策はどのようにされているのか、お答えください。 総合計画推進のための財源確保について。 大容量配水池の建設や災害対策、さらには、老朽施設の建てかえや老朽管の更新等、総合計画を推進していくには多大なる経費を必要とすると思われます。積立金や引当金、さらには毎年の余剰金を充当されると思いますが、それだけでは不足すると考えられますが、その料金改定を含め、財源をどのように捻出されるのでしょうか、お考えをお聞かせください。 次に、徴収一元化についてでございますが、本年6月議会において、上水道料金と下水道使用料の徴収一元化に向けての整備関連の改正条例が議決されました。徴収一元化は、下水道部門については、人員削減や徴収率のアップ等メリットはあるというふうに思いますが、水道部門のメリット、デメリットは、一体どういったものか、お聞かせをいただきたいと思います。 以上、壇上からの質問といたします。執行部の御答弁をよろしくお願い申し上げます。(尾山信義君降壇) ○議長(大空軍治君) 執行部の答弁を求めます。平田産業建設部長。 ◎産業建設部長(平田崇君) おはようございます。それでは、トップバッターといたしまして、1番の高千帆排水機場の基幹改良についてということでお答えさせていただきます。 これは、1番と3番が農林サイドのお答えとなりまして、2番と4番が都市型排水ということでのお答えとなりますので、最初に1番と3番についてお答え申し上げます。 まず1番目の高千帆排水機場の沿革及び平成20年度の改修内容についてということでございます。 高千帆排水機場は、昭和44年度に農林水産省所管県営かんがい排水事業により、山口県が事業主体で整備し、高千帆土地改良区に移管された施設でございます。整備内容は、1秒間4.5トンのディーゼルポンプを3基設置し、樋門等を整備しております。また、昭和59年には、本施設に隣接して、同省所管の県営排水対策事業により、西高泊排水機場として、1秒間0.4トンの電動ポンプを増設しております。経年による都市化の進展に伴い、流入速度が速くなったことにより、早期の稼動、貯水施設の容量拡大が必要となりました。このことから、平成8年度にディーゼルポンプ2基を電動化し、遊水池の護岸整備及びしゅんせつ工事を実施しております。 平成20年度においては、高千帆土地改良区を事業主体として、新農業水利システム保全対策事業に取り組み、停電時に対応するため自家発電施設を整備いたしました。また本年度から、県の基幹水利保全事業で、現状施設の機能診断を実施し、平成24年度に整備計画を策定後、更新事業により施設の長寿命化を図る予定にしております。 3番の県・市土地改良区等関係機関との定期的な協議などを実施しているかということでございますが、本施設は、高千帆地域の都市排水機能のかなめとなるものでございます。このことから、施設の改修・修繕及び維持管理費等はすべて市が全額支出しております。また周辺環境の維持管理についても高千帆土地改良区と強い連携を持って実施対応しております。県の県施工による基幹水利施設であることから、県・市改良区が一体となり、施設の点検、状況把握を定期的に実施しております。 次に、2番目の都市型排水についてでございますが、毎年のように、日の出、新生町、高泊地区が冠水している現状をどうとらえ、どのような対応を考えているのかということでございます。 高千帆地区の治水対策につきましては、平成4年度より、抜本的な対策の検討を行っております。その中で、沖中川流域は、高千帆排水機場の排水能力の不足により、内水被害の常襲地区であり、沖中川の早急な内水被害対策として、沖中川から有帆川へ放流する水路を整備し、平成13年度には県が下木屋の排水機場を設置しております。これによりまして、日の出地区の浸水の緩和及び早い排水が可能となっております。 御指摘のとおり、近年の異常気象やゲリラ豪雨が想像を超えたものとなっておりますので、市域全体が低地である本市にとりましては、内水の排水対策は喫緊の課題であると認識しております。今後の治水対策として、下木屋排水機場は3基のポンプの設置が可能という構造となっておりますので、現在常設のポンプが2基しか設置されていませんので、なるべく早い時期に排水ポンプ1基を増設し、排水能力を向上させたいというふうに考えております。 今ちょっと説明の中では、4番の都市型排水処理システムについての協議検討がなされているかということもちょっとあわせて説明しておりますので、御容赦いただきたいと思います。 これは、沖中川の水系のみでなく、長田屋川や江川等の河川改修や新たな排水機場の建設等を対策として検討しておりますが、莫大な事業費が必要となります。事業費が通年の課題ですが、今後も効率的な整備を実施し、安心・安全なまちづくりを推進するために、引き続き努力してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(大空軍治君) 堀川総合政策部長。 ◎総合政策部長(堀川順生君) おはようございます。2番目の総合窓口設置促進のための再任用制度確立について、その1番目、萩市が市民総合窓口を開設したという件について、お答えいたします。 総合窓口について、今尾山議員さんが言われました萩市の市民総合窓口開設の状況でございますが、7月19日に萩市役所本庁に開設され、異動受付コーナー2カ所、国保・年金コーナー子育て支援コーナー証明コーナー、この5つのコーナーがわかりやすく案内表示で設置されています。また、市役所を訪れた方の要件に、速やかに対応できるように総合窓口も設置されています。 総合窓口では、氏名、住所などの記入は原則1回で、住民異動や、それに伴う国民健康保険、介護保険など複数の手続が1カ所の窓口で完了できます。待ち時間の短縮を図るため、窓口業務を受付業務と処理業務に分け、受付業務を民間に委託して、各業務担当の専門性を高めることにより、官民共同による窓口業務のワンストップサービスの実現を図るとのことです。 本市では、総合窓口開設における課題は、1番目として、取り扱い業務の決定と業務処理の見直し、2番目として、組織体制の整備と人員の確保、3番目として、配置スペースの確保、4番目として、庁舎内フロア改修及びシステム改修に要する経費などが考えられます。取り扱い業務などについても、申請受付も多種多様かつ複雑で、相談業務が必要な部署も多いことから、決定には慎重な研究が必要だと思われます。 組織体制の整備と人員確保については、御質問にあります再任用制度の確立による経験者の配置ということも、一つの有効な手段であると考えますが、まだその確立には至っておりません。 配置スペースの確保については、現在の本庁舎のロビーは狭く、総合窓口の受付コーナーを一望に見渡せるスペースの確保は難しいと考えております。 開設に要する経費については、試算はしておりませんが、他市の状況を見ますと、フロア及びシステムの改修に多額の経費が必要となっています。 総合窓口の開設は、市民サービスの向上という観点から必要なものであると考えますが、本市における課題も多いことから、他市の先進事例を参考に今後も研究を進めていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(大空軍治君) 杉本総務部長。 ◎総務部長(杉本克彦君) おはようございます。それでは、2点目の総合窓口設置と再任用制度の活用について、お答えをいたします。 再任用制度は、平成13年の地方公務員法改正によって設けられた制度で、本市においても条例で規定しておりますが、合併後、これまでは厳しい財政状況への対応から、職員採用を控え、余剰人員を削減している状況等を勘案し、一度も再任用制度の運用をしておりませんでした。 現在では、本年2月に策定いたしました定員適正化計画に基づいて職員の採用を行っておりますが、やはり若者の就職機会の確保と市役所の活性化を優先し、再任用制度の運用を控えております。 現在のように、厳しい社会経済情勢では、新規職員を採用することは、若者の雇用確保の面から行政として大きな責務があり、市内の各企業に雇用のお願いをしている立場からも、行政が模範となるように職員の採用が必要であると考えております。 一方、長年培った知識や経験を引き続き行政運営に活用するという観点から、再任用制度は、市民サービスや業務効率を上げるためには大変有効であると認識はしておりますので、御質問にあります総合窓口業務に限らず、効果が期待できる業務について制度を活用していくことは、今後の課題であると考えております。いずれにいたしましても、適正な職員数で最大限の市民サービスを実現・実施できるよう、雇用情勢や本市全体の状況、あるいは今後予想される定年延長も見据えて、職員採用及び再任用制度の活用について考えてまいりたいと思っております。  以上でございます。 ○議長(大空軍治君) 堀川総合政策部長。 ◎総合政策部長(堀川順生君) 2の3番目の本市の特色、魅力などを外へ発信できる強みはどのようなものがあるかという御質問でございます。大項目で再任用制度という文言がございます。もし御質問の趣旨が私の回答とかけ離れておれば、また再質問でよろしくお願いいたします。この件につきましては、一般論として、本市の状況を説明させていただきたいと思います。 本市には、「日本夕陽百選」に選ばれたきららビーチ焼野や「日本の夜景百選」に選ばれた竜王山公園など、自然環境に恵まれた環境スポットがたくさんあります。また、おのだネギ三昧や寝太郎餅などの名産品も数多く、ふるさと凧あげフェスティバルや自然環境を生かした祭りなど、多くのイベントも行われています。さらに、セメント産業や磨崖仏、寝太郎伝説などの歴史文化資源も数多く残っています。 このほか、県立おのだサッカー交流公園、ゴルフ場などのスポーツ施設や江汐公園などの大規模な都市公園などは、若者やUJIターン者の交流の場として最適であると考えております。 情報発信の手法といたしましては、ホームページへのアクセスという受動的な情報提供が主体となっていますが、観光情報など積極的に外部に情報を発信しているものもございます。 商工労働課に事務局を置く山陽小野田観光協会では、昨年度、TYS(テレビ山口)出演による竜王山の夜景紹介、FMきらら出演による季節の観光情報発信、山口県の観光PR隊参加による鹿児島中央駅での観光情報及び名産品の宣伝など県内外での情報発信活動を行っております。今年度も引き続き、FMきららへの出演や山口県観光PR隊参加による神戸まつりでの観光情報及び名産品の宣伝などを行っています。 また、今年度から新たな情報発信として、イベントやお知らせなどの本市の情報をFM山口のシティインフォメーションで放送しております。今後も本市の特色や魅力などを県内外の多くの方に知ってもらうため、積極的な情報発信に努めてまいります。 以上です。 ○議長(大空軍治君) 今本教育部長。 ◎教育部長(今本史郎君) それでは、私のほうから、3番の質問の保育園・幼稚園の計画的建てかえについて、幼稚園の部分についてお答えをいたします。 埴生幼稚園は、昭和49年建築で築37年となっておりますが、昨年度、耐震2次診断を実施しましたところ、Is値が1.4で耐震補強の必要もありませんでした。本市の厳しい財政状況の中で、建てかえではなく、現園舎の不良箇所を改修するということで対応してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(大空軍治君) 田所健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(田所栄君) おはようございます。私からは、公立保育園の老朽化対策について御回答を申し上げます。 現在の公立保育園は、平成3年に建てかえた下津保育園を除き、残り4園は、昭和47年から51年に建築されているため施設の老朽化が進んでおります。このため、危険性のあるものや緊急性の高い修繕は早急に対応しております。本年度におきましては、津布田保育園の廊下、保育室の床の修繕を行っております。今後も園舎の状況を把握する中、公立保育園の施設における安全性の確保及び保育環境の維持に努めてまいります。 以上でございます。 ○議長(大空軍治君) 今本教育部長
    ◎教育部長(今本史郎君) 続いて、幼稚園のエアコンの設置状況についてお答えをいたします。 埴生幼稚園には、これまでエアコンが1台もありませんでしたが、園からの要望もありまして、この夏、山陽オートの地域公益事業を用いまして、遊戯室に設置をいたしております。 以上です。 ○議長(大空軍治君) 田所健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(田所栄君) では、保育園のエアコンの設置について、御回答を申し上げます。 公立保育園のエアコンの設置状況につきましては、ゼロ歳から2歳の保育室にはすべての園に設置しております。ただ、3歳児以上の保育室、遊戯室、事務室等には5園のうち2園に設置しております。現在各園において夏季の期間の室内温度を計測しており、その結果を参酌し、今後年次的にエアコンの設置をしていきたいと考えております。以上でございます。 続きまして、幼保一元化について御回答いたします。 幼保一元化の問題は、近年では、都市部における保育所の待機児童問題解消のため、幼稚園の施設を活用するという構図が強くなっています。国は、平成25年度から10年間で、幼稚園、保育園をこども園に一本化するという報道もされておりますが、現在のところ、市には具体的な内容は通知されておりません。 市といたしましては、今後の国の動向を注視し、市の子育て支援計画である子育て元気プランとの整合性を図る中で、どのように対応をしていくかを検討していくことになります。 基本的な姿勢といたしましては、子供の福祉を第一に考えていくこと、保育の質を落とすことなく、保育を希望する保護者に等しく、保育が実施できる体制を維持すること、乳幼児から小学校まで、保育、教育の面で円滑な移行を行っていくことが重要だと考えております。 以上でございます。 ○議長(大空軍治君) 平田産業建設部長。 ◎産業建設部長(平田崇君) それでは、4番目の市道新生町下木屋線の今後の計画についてということでございます。 1番目の将来構想をどのように考えているのか、2点目の管理道開設の際の地域住民に行った説明会では、将来構想として県道日の出線との接続、及びおおむね10年以内にはこの地域の農業振興地域の除外を行っていきたいと説明されたと聞くが、どうなっているかということでございますが、一括してお答えしたいと思います。 日の出川の管理道をつくった折の説明会の中では、県道への接続の話はしていないということでございましたが、当方の説明の記録が残っていないため不明でございます。しかし、県道小野田美東線とのタッチについての計画があるならば、延長線上にある、そこの目の前にある町営自動車付近の用地買収もその後話に出たというふうに思っておるのですが、用地買収の話題はいまだ上がってきていないところを見ると、具体的な話はなかったのではないかというふうに推測しております。 農業振興地域除外の件につきましては、議員御存じのように、日本の食を守る農地の保全と、都市計画での都市化については綱引きの関係がございます。平成21年3月に策定いたしました「山陽小野田市都市計画マスタープラン」では、今後の土地利用については、人口減少、少子高齢社会、循環型社会への対応を図るため、市街地内の用途地域の色塗りとなっている未利用地にまず人を張りつけ、多くの人々が暮らす良好な市街地の形成に努めるということにしております。 農業振興地域除外を行い、そこを市街化しようとする計画は、人口増により、用途地域内に一定の人が住んでいただけた後、あるいは見込みが持てる時期になろうかというふうに考えております。 昨年6月、用途地域の見直しを行いましたが、市街地の周辺部や郊外部での無秩序な開発を抑制し、農地や丘陵地の保全を図るといった都市計画マスタープランを踏まえ、農業振興地域等、農業上の土地利用が図られるべき地域、保安林等の森林として保全すべき地域等におきましては、用途地域を指定しないということとしております。 以上です。 ○議長(大空軍治君) 山本水道事業管理者。 ◎水道事業管理者(山本克己君) まず、尾山議員のほうから、昨年の豪雨災害の早い復旧に対しまして、御評価をいただいたことに厚くお礼を申し上げます。 それでは、最後の水道事業の展開についてということで、まず1番目の大容量配水池建設の進捗状況を問うということについて、お答えいたします。 大容量配水池につきましては、山陽地区の直送給水区域の解消と、配水池総貯水量について、厚生労働省が設定した目標である計画1日最大給水量の12時間以上の確保を目的に置いたものであり、平成19年度に策定いたしました総合計画に基づき築造しようとしているものであります。 昨年度当初には、各配水池の貯水量を考慮した上、管路接続、あるいは建設場所等を検討し、当初案の策定をいたしていたところでありました。しかしながら、昨年の未曾有の豪雨災害により、鴨庄浄水場の冠水、さらには新橋の損壊により、送水管が破断したことにより、山陽地区全体が断水という大災害となったところであります。 このことに伴いまして、以前の計画を再度見直し、よりよい方向で安定した給水と断水事故の際の被害を緩和するため、新配水池を築造すべく、プロジェクトチームでさらによい案を鋭意検討いたしているところであります。 次に、2番目の御質問の災害対策への対応の状況はどのように進んでいるかということでございます。 昨年の豪雨災害によりまして、鴨庄浄水場が冠水した際には、電気設備及びポンプ施設等が稼動できなくなり、浄水施設にも漏水が流れ込む等、多くの被害を受けたところであります。 当該浄水場は、厚狭川の河川系統より低い位置にあり、このような未曾有の大洪水に対処するためには、各施設の嵩上げなどの根本的な改修が必要であります。しかしながら、大規模改修は、ことしの梅雨期までには間に合わないため、このたびは当面の応急対応として、配水池、ポンプ施設、監視室等の出入り口に、高さ80センチメートルの防水壁を設置し、さらに浸水が予測される部分に弁や防水ぶたを設置いたしました。今後は、災害対策を考慮して、施設や設備等を計画的に改修することにいたしております。また、不慮の事故、災害等に対応するため、緊急給水停止訓練も水道局独自で実施いたしております。 その次、3番目の御質問なんですが、総合計画を推進するためには財源が必要になるが、水道料金の値上げは考えているかということでございます。 近年の水道の使用状況を見ますと、人口減少、節水型社会の浸透、そして国内の経済不況により、有収水量は年々減少を続けておりまして、現行の料金水準を今後も維持するとなれば財政状況は厳しいものとなります。損益で十分な利益を得られなければ、建設改良事業の財源を捻出することができず、総合計画の事業を実施することは非常に難しくなります。収支に不足がある場合、またはそれが予測できる場合に、料金改定を先送りすることは、事業の維持に大きな打撃を与えるとともに、受益者の世代間負担の公平性を損ない次の世代に負担を押しつけることになりかねません。施設の老朽の現状や収益の減少の予測を考える中で、料金改定が必要な時期には対応をしなければならないと考えております。 最後の御質問なんですが、水道料金と下水道料金の徴収一元化をすることにより、何がどう変わるのかということでございます。 水道料金と下水道使用料及び農業集落排水施設使用料の徴収一元化につきましては、細部にわたり調整を行ってきたところであります。 実施時期につきましては、広報でお知らせしておるとおり、10月1日からとなっております。この徴収一元化につきましては、これまでそれぞれが行っておりました水道料金並びに下水道使用料金等の賦課から徴収までの業務等を水道局で一元的に行うことにより、事務の効率化及び経費の削減を目的といたしております。市民の皆様には、水道料金、下水道使用料等の取り扱いに関し、窓口が一本化されることにより、利便性が向上するものと考えております。 一方、これまで水道料金と下水道料等の請求並びに徴収を各月交互に行っておりましたが、2カ月に一度、合計した金額でお支払いいただくことになります。実施当初は、市民の皆様も困惑されることがあるかもしれませんが、混乱が生じないよう努めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(大空軍治君) 質問が多岐にわたっておりますが、答弁漏れはございませんか。尾山議員。 ◆議員(尾山信義君) それでは、最後の今の水道の事業の展開についてから、再質問をさせていただきたいというふうに思います。 先ほど進捗状況ということでお伺いしましたが、今プロジェクトチームをつくって鋭意努めておられるということで、ぜひこのことにつきましては、前向きに──前向きにというよりは、早急にできるだけ早く行えるような対応をとっていただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いを申し上げます。 災害対策の関係でございますが、これは、昨年私たちもその現場を視察に行ったわけなんですが、そのときに防波堤みたいなものをつくるということで申されておられましたけれども、この防御策はこれでもうできてもう大丈夫なものなんでございましょうか。どういうふうな、いわゆる厚狭川越流にも対応でき得るというふうにお考えなんでございましょうか。 ○議長(大空軍治君) 山本水道事業管理者。 ◎水道事業管理者(山本克己君) 先ほどお話しましたように、80センチメートルということだったんですけど、その奥に美祢線がございます。そこの高さより高いということなので、仮に越水したとしても、そちらのほうに流れていきますので大丈夫だというふうに思っております。 ○議長(大空軍治君) 尾山議員。 ◆議員(尾山信義君) 不安は残るところですが、現在いろんな意味で想定外ということが今言われておりますので、ぜひもう一度、念入りに調査をされて、万全な対策をとっていただきたいなと。やはり市民の安心・安全な水の供給ちゅうのは大変必要なことでございますので、その辺につきましては、ぜひ十分御協議をいただいて実施されるようにお願いをしたいというふうに思います。 それから、3番目の総合計画の財源確保についてということでございますが、この総合計画に対して、今必要な財源といいますか、経費がどのぐらい要るのか、財源の内訳がわかれば、わかる部分でお答えをいただきたいと思いますが。 ○議長(大空軍治君) 山本水道事業管理者。 ◎水道事業管理者(山本克己君) トータルでいきますと、約39億程度になろうかと思います。 ○議長(大空軍治君) 尾山議員。 ◆議員(尾山信義君) 大変に多額な経費が要るというふうにこれからもなってくるわけでございますが、先ほど値上げの関係も少し申されましたけど、平成21年の12月の議会でございましたが、管理者はいわゆる値上げはしないと、当時の財政状況を見られて、黒字、そういう運営状況の中での予算状況を見られて、安易にその値上げはしないで済むんじゃないかというふうな考え方だったと思います。 しかし、例えば水道事業については、いろんな中で設備の維持管理についても軒数がたくさんあればあった中で、そこに例えば配管の設置をする。で、いろんな人が立ち退きにしても何にしても減ってきたからといって、1軒でも2軒でも3軒でも残れば、それはやはり同じような維持管理をしていかなければいけないということで、経費はすごくかかるんだろうというふうな私は理解をしています。それが実際かどうかわかりませんが。そういった意味では必ず必要な財源が、トータル的には変わらないだろうというふうに思っています。 そういった中で、今からもし値上げ等でもされるのであれば、やはりこれまで行政側としてのいわゆる効率化、いろんな中でコストを下げる面もいろいろ考えてこられたという、もうこれが私は本当に限界なんじゃないかなと今考えていますし、そういった意味では、いずれ受益者負担ということも考えていかなければいけない、そういった中では、今すぐに私は値上げをすることをお願いしているわけじゃないんですよ、これはもう全く全然逆の立場でございますから、しかし、そういった中で必要な経費が要るということになれば、そういった財源の捻出等についても、これから先、十分に市民に説得して納得ができるような態勢をとっていかなければいけないと、そういうふうに考えておりますので、必要な財源の確保については、そういった考え方の視野に立ってやっていただきたいというふうに思いますが、いかがでございましょうか。 ○議長(大空軍治君) 山本水道事業管理者。 ◎水道事業管理者(山本克己君) まず、尾山議員のおっしゃった市民の皆さんの納得のいく形でというのは、ごく当然のことだろうというふうに私は思っております。それと12月の私、就任──着任当時のお話がございましたけど、これは私の目指すところということで3点ほどお話をさせていただいております。その中の2番目として、これその文章がそのまま残っているんですが、要は私の任期中にはできるだけ値上げをしないように努力をさせていただきたいと、このような形で私の希望というか、思いをお話させていただいています。 その後、やっぱりいろいろ状況が変わってきております。例えば当時の総合計画でいいますと、入ってくるお金、収入が1億減っています。その間また当局といたしまして、努力をいたしまして経費も1億減っております。そうしたこととか、今回の昨年の豪雨災害とか、そういったいろんな状況が変わってきております。したがいまして、私は経営というのは、状況変化というか、環境変化に対応していくのが経営だというふうに思っておりますので、当然そういったことも変わってくるだろうというふうに思っております。 尾山議員のほうもいろいろよく水道事業について勉強されておられますので、今後ともぜひもし何かございましたら、どうぞいらしていただいて、いろんなことを御相談させていただきながらやっていきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(大空軍治君) 白井市長。 ◎市長(白井博文君) 水道料金の値上げの件については、相談を受けています。市長からは条件を一つつけています。水道局の職員は、市長部局の職員と比較して、必ずしも合理性について納得できるようなとはいえない諸手当を受けています。その諸手当について、市長部局並みにきちんと整理する、それを条件としております。 ○議長(大空軍治君) 尾山議員。 ◆議員(尾山信義君) そのことは私も聞いてはおりますが、これまでいろんな中で行政的な効率化というのは、一生懸命皆さん努力してきておられますので、これからはやはりその市民の理解を得るという立場のもとに立ってやっていただきたいなというふうに思っていますので、その辺につきましては、どうぞよろしくお願いをします。 そして、今の徴収一元化についてでございますが、この徴収一元化、先ほど水道部門にとっても余りメリットが少ないというようなことを言っておられましたが、単純な質問なんですが、どうしてそういうふうな形で一元化をしなければならないのかということは。 ○議長(大空軍治君) 山本水道事業管理者。 ◎水道事業管理者(山本克己君) これは、当局単独ではそれほどメリットがないということでございますが、山陽小野田市全体にとりましてはメリットがあることですから、我々としても協力しなければならないとこういうことでございます。 ○議長(大空軍治君) 尾山議員。 ◆議員(尾山信義君) 今おっしゃられたように、考え方としては、山陽小野田市、行政が一体となった考え方でということで、やはり前向きな考え方でやっておられるということをお聞きをしまして、安心をいたしました。 最後に、今水道と下水道が統合して、上下水道として組織の一体化を図っている市が多いというふうに思いますが、この辺の考え方については、水道局としてはどういうふうにお考えを。 ○議長(大空軍治君) 山本水道事業管理者。 ◎水道事業管理者(山本克己君) この辺は、私がお答えする立場にはないんですが、しかるべきタイミングといいますか、そういう状況になれば、我々としても検討のテーブルに着かせていただこうと思っております。 ○議長(大空軍治君) 尾山議員。 ◆議員(尾山信義君) 次に、新生町下木屋線の今後の計画ということで、先ほど、当時の説明については、そのような説明をした覚えはないというような御回答だったというふうに思いますが、これは水かけ論になっても仕方ないんですが、そういった、今おられる方、近所の方が、当時そういうふうに、あそこの道路をつくる時点で、そういう説明というよりは、そういうふうになるだろうと希望を言われたのかどうなのか、はっきり言葉的にはわからないわけですが、当の御本人は、もうそういうふうにとっておられて、私どもに、こういう状況だったのにということで、今ここに書いてあるとおりに言ったんですが、これは、そういうことがないということになれば仕方がないわけですけれど、御存じのように、今のあそこの新生町日の出線ですか、あの通りについても、昨年一般質問の中で、市長が、もうぼちぼち限界だと。この1年で精査をしたいというふうな答弁を申されました。 そういった中で、今のその下木屋線については、道幅も非常に、市道としては、今の新生町日の出線よりは、新生町旭町線ですかね。あの川沿い。市道新生町旭町線ですか。はい。その道についても、一応、精査をしていくということで、それと比べて、今のそのポンプ場につながる管理道というのは、大分道幅が違うわけですよね。あれ、なぜあれだけの違う──違うというよりは、あの広い道幅をとったということは、私からしてみれば、何らかのそういう計画性があってやられたもんじゃないかなと思ったんですけど、その辺は何か考えがあったんじゃないかなと思いますが違いますか。 ○議長(大空軍治君) 平田産業建設部長。 ◎産業建設部長(平田崇君) 市道の設置基準が4メートル以上というふうになっておりますので、一応その4メートルということで整備をしております。 ○議長(大空軍治君) 尾山議員。 ◆議員(尾山信義君) それで、あそこは、もう初めから市道ということだから幅ができたと。今の川沿いのほうについては、農用管理道が市道に変わったと。その農用管理道だったから、たまたまその幅のままで市道になったと。これをまた、じゃあ4メートルに変えるということにはならないわけですか。 ○議長(大空軍治君) 平田部長。 ◎産業建設部長(平田崇君) 基本的には、市長が認めるものについては3メートル以上ということになっておりますけども、原則4メートル以上ということで、昔からある通れる道といいますか、これについてはやむなく市道にした分については、少しずつそういった整備を図っていくというような方針になろうかと思います。 ○議長(大空軍治君) 尾山議員。 ◆議員(尾山信義君) この問題は、余りきちんとした書類が残っておるとか、そういう問題でもないんで、当時の今言いました記憶の中での話でございますけれど、そういう計画があったということで、これから少しそのことを頭に入れておかれて、今後の計画についてもぜひそういった用地買収等も含めて考えいただけたらと思いますので、どうぞよろしくお願いをいたします。 引き続き。 ○議長(大空軍治君) はい、どうぞ。 ◆議員(尾山信義君) 公立保育園の関係なんですが、先ほど聞いて、エアコンの関係をちょっと聞かせていただきたいと思いますが、ゼロ歳から2歳児までは部屋にはついておると。あとはもう2園だけということで、この辺の事務室にもエアコンがついてないという状況を今お聞きしましたが、今、この暑さといいますか、近年の異常気象の中で、あの暑さの中で、今エアコンというのはもう常識的なものになっておるんじゃないかなというふうに思いますが、その辺について今後どういうふうにお考えでございましょうか。 ○議長(大空軍治君) 田所部長。 ◎健康福祉部長(田所栄君) 今、御指摘のように、出合、厚陽、津布田、これについては、2歳児までの部屋にはエアコンがついております。それ以外はないという状況にございます。 それで、今後ですけども、やはり子供さん、お預かりした子供さんを中心に整備は進めなくちゃいけないというふうに思ってます。 先ほど、教育委員会のほうで御答弁がありましたけども、ある程度、山陽オートの資金を使ってエアコンを設置されたと。希望でございますけども、今度は、こっちの番かなと。ちょっとその辺では予算要求をさせていただこうかなというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(大空軍治君) 尾山議員。 ◆議員(尾山信義君) 下津保育園の平成3年の建築ということで、ちょっと一つだけ確認させてください。先ほど、日の出の保育園が何年とおっしゃいましたですか。 ○議長(大空軍治君) 田所部長。 ◎健康福祉部長(田所栄君) ちょっとはっきり覚えてないんですけど、昭和48年というふうに聞いております。 ○議長(大空軍治君) 尾山議員。 ◆議員(尾山信義君) 私は昭和50年というふうに聞いておりますけれど、その辺の1年、2年の違いを言ってるわけじゃなくて、あとはほかのところはほとんど30年から40年、ほとんどたっておるわけですよね。これは耐震基準もないということで、ほとんど平家建てでございますから、このままでいつまでもこの状況で、いわゆる将来のある子供たちの保育をする場所としては、私は余りふさわしくないんじゃないかなと。せめて、いろんなリフォーム的なことを繰り返して、どんどんそういった施設の改善をしていってやる。 また、クーラーもつけたりとか、いろんな状況をやっぱりしてやっていかなければいけないんじゃないかなあというふうに考えてますが、やはり今の耐震基準のない平家建てで、ただ温度状況をはかってというか、いろんなそういう状況だけでなく、すごくやっぱり行政として子供たちにこういった対応をとってるんだよというような、言えるようなこと。これはすべてのものにつながると思うんですよ。 今山陽小野田市の、先ほど言いましたように魅力を発進する。行政がどれだけのものを、魅力的なものを出すかというのは一つの考え方ですから、これはあと総合窓口のほうでもお話をしますけれど、そういった意味で、できるだけ子供たちにとって最良な条件、保育環境をつくってやっていただくというのがお願いなんですがいかがでございましょうか。 ○議長(大空軍治君) 田所部長。 ◎健康福祉部長(田所栄君) 先ほど、下津保育園の修繕をことしやりましたというふうに回答させていただきましたけども、ある程度、園のほうから要望、修繕の要望とか、こういうところはと気づいたというようなお話がありましたら、その都度、緊急を要するものから、その辺で修繕は行ってきたところでございます。 それで、大体園舎については、園長さんからの要望は満たしたという今段階でございますけど、この前、8月にどっと雨が降ったわけでございますけども、そしたら一部の園で雨漏りがしたということで、またその辺は聞いて、また年中雨降ってるわけじゃないですから、また、それはまた雨漏りについては修繕していこうというふうに、ある程度意見を聞いて、そういうものが出てきたら、その都度修繕していきたい。 それから、床についても、見ましたら、ある程度、ただ悪いところを修繕するんじゃなくて補強もするというような修繕を行っております。 以上でございます。 ○議長(大空軍治君) 尾山議員。 ◆議員(尾山信義君) 今の雨漏りの件についてもお聞きをしておりますが、もう雨漏りがするというような建物、先ほど言いましたように、30年も40年もたっておる状況でございますから、できれば、本当に新しい施設で、子供たちも保育ができたらというふうに思いますので、ぜひ計画的な建てかえも含めて、できるだけ不備な点についてはリフォームを繰り返して早急にやっていくという対応をぜひとっていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いを申し上げます。 続けて行かしていただきます。 ○議長(大空軍治君) はい、どうぞ。 ◆議員(尾山信義君) 総合窓口設置の関係でございますが、今年のこの7月19日に萩市で、これ設置をされたということでございますが、実際に、職員の方々、何名か視察に行っておられますか。 ○議長(大空軍治君) 堀川部長。 ◎総合政策部長(堀川順生君) 全体の職員に対して聞き取り調査をやっておりませんが、企画課の職員が行っております。 ○議長(大空軍治君) 尾山議員。 ◆議員(尾山信義君) これは、私も一般質問で言ったわけですが、いろんな意味で、市民への対応、いろんな名前を書いたり何だりするのも一回で済むというような、本当に住民にとっては心地よいものでありまして、ここに今、萩市の窓口の関係がありますけれど、現実は市役所を訪れた方の要件ができるだけ速やかに対応できる案内係のサービスの充実ということで、複数の手続を同時に処理して市民の待ち時間の短縮を図ると。証明交付等についても重複する記入箇所をなくしたと。こういったいろんないい条件が今出てきております。 私も非公式でございますが、見にいってまいりました。先ほど言われたように、萩市の受付といいますか、本館に入ったところの場所は結構広さがあります。山陽小野田市ほど狭くはありません。だから、やりやすかったのかなというふうには思いますが、今、私が前から言っておりましたけれど、本当にそのやる気になるかならないかということで、例えば、テーブルを持ってきて並べて、プラスチックパネルに字を書いてでも、そういう場所がつくれるんじゃないかなと。これ、やる気になるかならないかということだろうと思います。 先ほど、多額の予算が必要だというふうなことで言われましたし、いろんな難しい状況の面も言われましたが、本当にやる気になれば、私はできるんじゃないかなと。そのすぐできるかというわけじゃなくて、いろんな条件整備を整えていけば、全く今の状況でこうだからやれない。お金がないからできないと、そういうもんではないんじゃないかなというふうな気がしておりますが、その辺については総務部長いかがですか。 ○議長(大空軍治君) 杉本総務部長。 ◎総務部長(杉本克彦君) 市民サービスの一環ということで大変有効だということは、私ども認識しております。財政面のことは企画、総合政策部長から申し上げましたけれども、やはりその総合窓口を設置するまでには、職員研修を初め、いろいろなシステム改修、それから窓口を一元化するわけですので、それぞれの手続書類とか、いろいろな面で準備が必要です。 その準備期間を終えて、仮に出発といいますか、開設をしたとしても、二度手間をかける。市民の皆さんにですね。今の山陽小野田市の体制では、そういうことが十分に懸念されるところなんです。といいますのは、一たん総合窓口で受け付け、申請等をしていだたくんですけれども、それがまた窓口のほうで、本来きちんと専門的な立場で指導やアドバイス、そういったものをしなくちゃいけないんですけれども、そこに精通したそれぞれの業務すべて精通した職員の養成というのが必要になってまいりますので、それができないと、また原課のほうに戻すということで、さらに手間をかけてしまうという懸念があるわけで、そのあたりも十分に検証した中で進めていかなくてはならないということで、もうしばらく検討をさせていただきたいという答弁にしてると思います。 ○議長(大空軍治君) 尾山議員。 ◆議員(尾山信義君) 今まさに言われたとおりなんです。だからこそ、これまで有能な退職者について、例えば、課長、部長、係長で退職される方もおられるかと思いますが、窓口経験も十分豊富にあると思うんですよね。そういう方が対応されるということができれば、すごく効率的な運営ができるんじゃないかなと。 萩市の場合は、今大野城市の体系を重視されてやっておられるわけなんですが、受付には、民間の受付の方がおられて、裏方にすぐその対応をとれるような職員、正職員が待っておるというふうな状況ですね。そういった対応をしておられる。これが、例えば、今先ほどから申しますように、退職職員で再任用の形で窓口業務等をやれば、ほとんどいろんな中での業務を熟知しておるわけですから、すごく効率的に私はできるんじゃないかなというふうに思いますがいかがでございましょうか。 ○議長(大空軍治君) 杉本総務部長。 ◎総務部長(杉本克彦君) まず再任用の活用ということなんですが、我々ももうしばらくすると定年退職迎えますけれども、私自身の経験で申しますと、やはり市役所内部の大まかな業務内容というのは、ある程度はわかりますが、実務的な部分というのは、自分の経験した部署以外のことは、そんなに、例えば技術面、土木とか農林とかいう部署での業務というのは精通しておりません。 そういう中でエキスパートを養成しなくちゃいけないということになります。仮に再任用であてがったとしても、その部分は研修というのは必要になります。そうすると、必然的に中堅職、あるいは若年層の職員を、そういった形で養成をして対応するというのが一番じゃないかと。 それから、再任用の別の観点からの任用のことなんですけれども、先ほどもお答えいたしましたように、現下の財政状況、あるいは経済状況を見据えると、やはり新規採用で、とりあえずは職員の確保をしていこう。 再任用制度については、これまで合併後、6年間ずっと実施しておりませんでした。旧山陽町では、小野田市はちょっと存じ上げませんが、山陽町では実施をしておりました。ただ、これも手上げ方式でやっておりましたが、最終的には1名ないし2名という形で、それも本庁ではなくて、外局での勤務を要望されるということが実態でありました。という中で、今後、仮に、先ほど申しました年金制度の受給者側からすると改悪ですが、年齢が満額支給65歳に引き上げられるという中で、定年制もそのように変わってくる中では、再任用制度の活用、あるいはそういったことも職員に聞きながら対応していかなくてはならないというふうには考えております。 ○議長(大空軍治君) 尾山議員。 ◆議員(尾山信義君) 私、今聞いておりますと、どうしてもできない理由というか、できない言いわけにしか聞こえないんですよ。というのが、今例えば、「三人寄れば文殊の知恵」といいますが、同じように退職者がいろんな場所で、いろんな部署で退職をして行かれます、同時期に。その方々が、もう何人か、今、例えばこの状態で、これだけの方が退職された。その方たちが窓口を対応されるということになれば、だれかがどこかで理解をしておる人がやっぱりいると思うんですよね。 そういった対応が、それを再任用だから5年間しなきゃいけないよとかいうことを言ってるわけじゃないんですよ。例えば1年交代でもいいと思うんですよ。そういった対応が、本当の職員であれば、退職者職員であればできるんじゃないかなというふうに思います。 私が先ほど言ったように、市としての魅力はどんなところにあるのかというところは、例えば、「行政が何かすごいことをしよるな」というふうな、やはりやる気なんだというふうに思います。私は、やっぱりそのことが一番必要じゃないかなというふうに考えますが、市長いかがでございますか。 ○議長(大空軍治君) 白井市長。 ◎市長(白井博文君) 尾山議員の熱い思いが、市民皆さんも同じように感じていらっしゃるのか。年度内に、一度アンケート調査を実施します。市役所にいらっしゃる全市民を対象にして、一定期間ですね。その上で考えさせていただきます。 ○議長(大空軍治君) 尾山議員。 ◆議員(尾山信義君) そういうことでよろしくお願いを申し上げます。今、私申しましたように、例えば、議会としても企業誘致にも取り組んでおると。こういった状況の中で、市内のそういった見える魅力だけでなく、行政的なサービス面も、そういったやはり魅力の一つになるんじゃないかなというふうに思いますので、ぜひよろしくお願い申し上げます。 引き続き、時間も少しなくなってまいりましたが、高千帆排水機場の基幹改良についてでございますが、この高千帆排水機場は、もう本当に30年以上もたって、毎回、西高泊地区、冠水しているという状況は十分御存じだというふうに思います。 昨日も、昨日じゃない、一昨日ですか、病院関係での質問もありましたが、冠水した道路があって、病院にどうやって入るんかと。 以前、新病院建設構想委員会の再構築の場合に、ある委員が言っておられましたが、例えば湾岸道路からのアクセスということで、病院に入れるような状況をつくっていくとかですね。そういった、ましてや今の冠水状況を、地域の方からそういった不安をなくしていく。そのためにも、高千帆排水機場都市型排水処理システムに変更していくと。これは条件整備としては、例えば新病院を建設するにしても、そういったことから考えることが僕は必要じゃないかと思うんです。 その辺について、これから、もう今の新病院についても、26年が完成予定ということで、まだあそこに建つとも建たないとも決まったわけじゃないんですよ。そういった条件整備が必要なんですよ。そういったためには、やはりここも水がつからない、そういった都市型排水処理システムに持っていくというふうなことも、もう既に検討は十分なされてなけりゃいけんと思うんですが、その辺はいかがでございますか。 ○議長(大空軍治君) 白井市長。 ◎市長(白井博文君) 御指摘はもっともで、行政の非常に重要な、かつ、いつまでも放置できない、そうした時期に来ている課題の一つであるというふうに認識しています。高千帆の排水機場と下木屋の排水機場、年次計画を立てます。 ○議長(大空軍治君) 尾山議員。 ◆議員(尾山信義君) 近年の、先日の台風12号の関係もそうなんですが、二、三日の間に、1年間の60%か70%の降雨量があるような場所もあります。そういった異常な状況でございますので、山陽小野田市の、この高千帆排水機場だけじゃございませんけれど、このことについては、ぜひ今回もそういった病院建設の関係等もありますので、条件整備については十分このことを検討されて、やはりいろんな、今市民の方が本当にぱっと思われるのは、「道路がつかっちょって車が行けんようになった状況の中で、どうやって市立病院に行くの」というふうなことも言われると思いますので、そういった不安を払拭するというのがすごく必要なことじゃないかなと思いますので、ぜひその辺については今後検討していただきたいというふうに思います。 一般質問途中にならないように早目に切り上げたいというふうに思いますので、どうぞよろしくお願いします。 以上で一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(大空軍治君) 以上で、尾山議員の質問を終わります。……………………………… ○議長(大空軍治君) 次に、10番、矢田議員、御登壇願います。矢田議員。(矢田松夫君登壇) ◆議員(矢田松夫君) あなたの心に幸せを、「幸せ配達人」の矢田松夫です。会派「市民クラブ」の三男尾山議員の後を受けまして四男であります矢田松夫が一般質問をさせていただきます。 2月の帯状疱疹につきまして、ことし3月半ばごろから、今度は咽頭の声帯にポリープが発見されまして、半年を過ぎた今日まで治療を続けてますが、完治をしておりません。少し低音で発言することをお許しください。 病院や消防など、日の当たる質問ではなくて、やっぱりこの生活に密着した声なき声を、以下3点について御質問をさせていただきます。 本日は、私の質問に対する沿線住民の方や、あるいは美祢線で働く人、あるいは今か今かと、橋の建設を待っている方も傍聴されているようであります。 さて、昨年の7月の15日の厚狭川豪雨災害により美祢線は今日まで不通となり、厚狭川第三橋梁の建設や流出しました線路の復元等、早期復旧に向けまして工事が進められてきましたが、一昨日には遮断機のテストも行われ、久しぶりに赤いランプがともりまして、カンとかチンとか、そういった音を聞きました。美祢線の音や、長年配達中に通過する列車を見て時間をする生活をしておりましたが、再びよみがえる美祢線が再開されるということについては大変うれしいことであります。 そしてようやく今月26日、6時30分、厚狭駅からの一番列車が走ることになりました。再開当日は、市民参加によりますイベントが企画されると聞きましたが、再開を喜ぶのは、この一日だけであり、これから先、私たちにとっては、美祢線の復旧から復興に向けて多くの難題が待ち受けているわけであります。 美祢線が不通となりました昨年は、美祢線は廃止をしたい路線に位置づけているとJR西日本が指摘しており、廃線もささやかれておりましたが、県や当市も含めました関係沿線の美祢市や長門市の熱望と美祢線全体の復旧工事費約13億円もかけての再開であるだけに、今後の利用促進が非常に大事であることは言うまでもありません。13億円もの金を厚狭川に流すわけにはなりません。方策がないまま座して死を待ち、不採算線路として指定され廃線にされることがあってはなりません。 そこで御質問しますが、これまで3市JR美祢線利用促進協議会が何をしてきたのかではなくて、これから何をするのか、どのようにしていくことが利用促進につながるのかということであります。 2つ目に、ただ単にイベント中心の「乗って残そう運動」だけでは限界があります。美祢線は公共交通機関であるとの認識に立ち、官民が協働して取り組む必要があります。つまり、行政は、駅前の住居や商店街等のまちづくりと観光やビジネス客など、来訪者の交通手段としまして対策を練る。沿線住民や利用者市民は行政任せではなく、みずからが移動する手段としての生活路線の認識に立ったことが大事と思います。息の長い、先が見えない美祢線の復活物語がスタートを、26日からするわけであります。 以上、2点についてお答えを願いたいと思います。 次に、厚狭川新橋が崩落し、市民生活に多大な不便を強いられております。昨年から私に寄せられた会話に、「いつ通行できるんかね」、「えっ、あと2年も待つんかね」ということが日常会話になりました。市民の皆さんは、ただ我慢するだけの日々を送られているのが現状ではないでしょうか。また、迂回を余儀なくされていることによる国道316号線を含めた幹線道路の渋滞が発生をしております。私自身も、市民の皆さんも崩落した跡形もない両岸の姿を眺め、いかにこの橋が日常生活にとって必要であるか、不便を強いられているのか、改めて思う日々でございます。 そこで、10月か11月にも工事が着工されるこの橋に、新たに市民から名称について募集をされないのかということであります。今度も、橋が新しくなったから、「新橋(しんばし)」、新しい橋でいいではないかと思いますが、水害後、橋が地域にとってなくてはならないことが体験されたわけでありまして、厚狭川はんらんの象徴でもあり、災害の歴史を刻むものであります。水害に強いまちづくりのイメージを、この橋の新しい名前に託してはどうでありましょうか。 また、この工事が完成するまで、どのような橋ができるのか。これまでは、議会や口頭での説明はありましたが、広く市民に図を持って広報したものはなかったと思います。有帆川横土手には、立派な仮称「新有帆橋」のイメージ看板が設置をされておりますが、せめて市広報にでも完成する幅10メートル20センチメートルの新橋や、この先の美祢線踏切も拡幅されるという予想図を掲載されることが、市民にとって「待つ」、「待たされる」、「待たなければならない」という、そういった状況から、「もうすぐ新橋が橋ができる」という喜びに市民の気持ちが変化するのではないでしょうか。 また、この工事期間でありますが、10月か11月ではありましょうが、これから先4月の渇水期に重点的に突貫工事が展開されますが、付近は進入道路が狭隘であり、通勤通学道路の安全確保であります。児童生徒にとっては、行きは工事で危険、帰りは暗い夜道で危険、ぜひとも安全対策についてとっていただきたいと思います。 以上、厚狭川新橋崩落にまつわる工事再開について質問にお答えください。 次に、市職員のイベント事業へのかかわりであります。 現在、審議されてます自治基本条例案の中でも、地域で市職員の顔が見えないとのことで、積極的に市民との信頼関係を築くとともに協働して地域活動に努めなければならないと提案されていますが、確かに私自身も、スポーツ競技以外は、旧山陽町内のイベントで、ほとんど市職員の顔を見ることがありません。皆無と言わざるを得ません。 だからといって、時間外の私生活まで介入する気はありませんし出てくれということは申し上げませんが、むしろ問題なのは、補助金を交付されているイベント団体へ、テント張りや会場設営等の準備作業や後片づけに市職員がかかわることが、果たして地域振興や交流の促進に寄与するのかということであります。 また、イベントの事務局を請け負い、招集文書から返信ハガキまで、あるいは当日の運営まで携わることが本市の市職員の職務なのか疑問を持つものであります。 私は、補助金を受け取っているイベント団体の皆さんは、市職員から祭りの企画の助言をいただき成功のノウハウを得ることが本来の目的とし、自主運営をされることが望ましいのではないかと思いますがいかがでしょうか。 ほかにも公共団体などに補助金を交付されておりますが、例えば、通帳を担当課が預かるなど、公私混同というか、交付団体と市職員とのかかわりについては、事業見直しをされることについては改めて別途問いたいわけでありますが、本日はイベント支援に絞り、現在のイベント補助金を交付されている団体数と、そのうち市職員の派遣というか、出勤扱いで支援されている団体数、さらには協働推進課内に事務局を置いている団体数をお答え願います。 以上、壇上からの質問について問いさせていただきます。ありがとうございました。(矢田松夫君降壇) ○議長(大空軍治君) 執行部の答弁を求めます。平田産業建設部長。 ◎産業建設部長(平田崇君) 最初の1つ目の美祢線復旧後の対策についてということでお答え申し上げます。 1点目のJR美祢線の利用促進協議会の現状について御回答申し上げます。JR美祢線利用促進協議会は、JR美祢線の利用促進を図るために、山陽小野田市、美祢市、長門市の3市が中心となり平成22年の9月に設立した協議会組織でございます。 本協議会の構成委員は、3市の市長、副市長、議長、県、JR、商工会議所会頭、観光協会会長などで、主に美祢線沿線住民の利用啓発や利用促進、観光利用の促進事業などに取り組んでおる団体でございます。 協議会としての今後の具体的な取り組みは、「JR美祢線マイレール運動」と「再開記念観光キャンペーン」、この2本を柱といたしまして10項目ございます。1つは、通勤利用等の拡大、2つ目は、ノーマイカーデーの設定、3番目、パークアンドライドの推進、4番目、商店街等との連携、5番目、回数券等による利用促進、6番目、沿線公共施設等の利用料の減免、7つ目、幼保・学校間交流事業、8つ目、イベント観光事業、9つ目、山口国体における選手等輸送、10番目といたしまして運転再開記念観光キャンペーンなどを取り組むようにしております。 また、市独自の取り組みといたしましては、今週5日に、山陽商工会議所と合同でJR厚狭駅周辺のまちづくりについて第1回目の勉強会を開催したところでございます。今後は、商工会議所や駅前商店会との美祢線の利用促進について意見交換もしたいと考えております。 そのほか、啓発として、市役所、総合事務所、市民病院の3カ所に設置しているモニター画面で利用促進の画像を放映しております。また、計画段階ではありますが、市内の公共施設において巡回写真展なども開催し利用促進に努めたいと考えております。 2点目の公共交通路線としての復興対策についてですが、生活交通路線としての利用促進は、交通体系としてCO2の排出量の削減につながるほか、交通渋滞の緩和、通勤時間の有効活用や健康の維持向上にも寄与するため、これらの視点を切り口にパークアンドライドを推進することが極めて効果的であると考えております。しかし、これらが実現するには、市民の方の意識の醸成や駐車場、二次交通網を整備する必要があり、今すぐ実現というわけにはいきません。 そのため、これらパークアンドライドの考えを念頭に置きながら、日々の生活交通路線としての利用促進を図る必要があります。王道はありませんが、公共交通は利用者がなければ継続できないということを前提に、さきに述べました具体的な取り組みを官民一体となって取り組んでいく必要があろうかと思います。 今後は、厚狭駅周辺のまちづくりに関連して、地元からも御意見をいただきながら継続的な利用促進を図っていきたいと考えております。 次に、厚狭川新「橋」の工事の再開についてということで、1番目の新橋の名称を募集する企画はないかということがありました。それから、2番目の新「橋」のイメージ図を掲載することについてということについて御回答申し上げます。 平素から、新橋、済いません、ここでは台帳上、「厚狭新橋」ということになっておりますので「厚狭新橋」ということでちょっと呼ばしていただきますけども、平素から厚狭新橋を利用されている市民の皆様にとっては大変な不便をおかけしておりますし、厚狭新橋の大切さ、ありがたさを痛感されていることも認識しているところでございます。 しかしながら、渇水期の河川工事のため新橋の完成が平成25年3月となります。今回は、かけかえでございます。厚狭新橋は、「しんはし」、あるいは「しんばし」と言われた歴史的な背景もございます。このため、これらを調査しながら、調べながら、市民の皆様から親しまれている新橋の名称の公募については、とりあえず今のところは考えておりません。「しんはし」の言われにつきましては、ちょっと調べましたので聞いていただければ、あとで答えることができます。 それから、2番目の厚狭新橋のイメージ図を掲載することについてということでございますが、これは市民の皆様の理解が得られるように、これも完成予想図、現在つくっておりませんが、ちょっとこれもちょっと費用の面でつくってないというのがちょっと本音の部分でございますが、工事現場への掲示及びまた掲載についてちょっと検討していきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(大空軍治君) 今本教育部長。 ◎教育部長(今本史郎君) 私のほうから通学道路の安全対策についてお答えをいたします。 工事の着工の前に、児童生徒の通学時間帯の工事車両の通行の自粛や仮設の歩道確保等の配慮について市と工事業者から説明がなされるものと思っております。 その上で、児童生徒には、通常よりも工事車両の行き来が多くなることから、学校を通じて交通安全指導の徹底を図ってまいります。 また、安全上の配慮から迂回路の必要が生じた場合には、通学路を変更するなどの処置を講じたいと考えております。 以上です。 ○議長(大空軍治君) 田村市民生活部長。 ◎市民生活部長(田村嘉輝君) おはようございます。それでは初めてですので、矢田議員さんにつきまして御回答を申し上げます。 各種イベントの職員とのかかわりについてということでございます。市内では、目的を異にする種々のイベントが開催されております。それぞれの目的に応じて、その関係する部署がさまざまな形の中で支援を行っております。 今御質問のように、この中で地域振興や地域コミュニティーの活性化を目的といたしましたイベントの支援を行っている協働推進課の例をとって見れば、これまでの実績といたしまして、補助金の交付対象のイベント数が13件でございます。そのうち市職員が参加して、俗に言う人的支援を行っているものは、昨年、ちょっと大災害がございましたので中止になったイベントがありまして、通常でありますと9件のイベントにつきまして人的支援を行っております。また、イベントの事務局を担当しているものは3件ということになっております。 市の職員が人的支援を行っているイベントにつきましては、いずれも実施主体のほうから協力の要請がありまして、市といたしましても、市民活動や協働のまちづくりの推進という観点から可能な範囲で職員を現実的には派遣をしております。 市の職員が、地域のイベントを支援するということは、市民のニーズや地域の情報を収集することができることから円滑な行政運営を行う上で有益であると考えておりますが、一方では、先ほど議員さんが御指摘のように、地域で活動する組織や団体などが自主性を持って取り組むことが本来の姿であるとも考えております。 そういうことで、今後ともそういうことを精査しながら進めてまいりたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(大空軍治君) 矢田議員。 ◆議員(矢田松夫君) それでは、まず最初に美祢線のほうから再質問をさせていただきます。 先ほどお答えがありましたが、これといったヒット商品ちゅうんですかね、この目玉ちゅうんかね、大変この難しい問題であるだけに、なかなか実効性が上がる課題というのがやっぱりなかったわけでありますが、この最終的には、これから取り組むJR美祢線利用促進実施計画というのがもう出ておりますが、本当にこれ見てみますと、本当に難しい問題であります。 ただ、講演会とか、ノーマイカーデーとか、そういうのはできるんですが、本当に市と町が、そのまちづくりを含めたこの美祢線と併合した、併用した具体的な計画というのがなかなかないようでありますが、この美祢市と長門市というのは、やっぱり美祢線の沿線地域でありますが、この市の真ん中を走っておりますこの小野田線と違い、当市とは、本当に温度差が、この美祢市と長門市ではあるわけでありますが、この美祢線の全長46キロメートルのうち6キロメートルが当市に関係あるわけですね。湯ノ峠駅、そして少し先の松ケ瀬付近まででありますが、だから市民総出となって、この美祢線を守ろうと。乗ろう、残そうという気にならない、こういう温度差があるのは、やっぱり事実であるわけであります。 ですから、行政主導で、「市民とともに乗ろう、残そうという」、そういった知恵を出し合う市独自の利用促進協議会というのを設置する考えはないかということを、まず最初に問うてみたいんですが、私は言うやるばっかり、こうせいああせえじゃなくて私も少し知恵を出しました。以前の一般質問にも提案しましたが、この水源地近くに、新橋付近に、新しい橋をつくっていただくと。そして南北高校が統合になりました厚狭高への通学とか、買い物とか、寝太郎公園の散策とか、1人1本桜の木を植えて植樹をしていただくと。木を植えていただくと。そして電車に乗って沿線から眺めるのもよし、電車に乗って桜の花の成長を観察するもよし、あるいは厚狭駅商店街も含めて、この復興対策協議会設置に向けてそういった準備も進められておりますし、私もそういった意見を持っております。 そしてまた、長門市では、独自に利用者協議会を立ち上げられました。美祢市では、全世帯に市内に関係する駅への無料乗車券などを配付する予定とマスコミは書いておりますが、どうでしょうか、先ほど述べたことも含めて、厚狭駅南北の駅前を含めたまちづくり総合計画の中に美祢線の活性化を図りまして、利用促進の政策を打ち出してみてはいかがでしょうか。難題でありますが、まず第一歩としてやれるところは、市独自で、先ほど申し上げましたように、利用者の協議会を立ち上げるお考えはないかどうなのかというのをお尋ねしたいと思います。 ○議長(大空軍治君) 山縣副市長。 ◎副市長(山縣始君) まさに、今矢田議員さんがおっしゃったように、美祢線の利用促進については、市民挙げて取り組んでいく重要な課題であるというふうに考えておりますが、ほかの2市──長門市と美祢市、それぞれ美祢市におきましては、全部の路線、美祢市内における美祢線は、その公共のそういった鉄道については美祢線しかないわけですね。あと長門市も山陰線と接続していますし、山陽小野田市は、御存じのように山陽本線と接続、あるいは新幹線と接続しているということで、美祢市の非常に生活路線としての利用度が一番高い路線であろうということは認識しておりますので、その中で6キロメートルの山陽小野田市がかぶっている部分を、今後どうしてそれらの利用活用促進にフォローしていくかというふうな立場であろうと思いますが、やはりそこは、山陽小野田市におきましては、一番重要な山陽新幹線の厚狭駅の窓口がありますので、その山陽新幹線との接続、これを一番重要視したいというふうに考えております。 したがって、そのためには、山陽新幹線の厚狭駅の周辺の活性化なり、あるいは山陽新幹線といいますか、厚狭駅の南北通路──先ほどおっしゃいました南北通路についての考え方についても整理していかなくてはいけない。そういう中で、利用促進協議会は、長門市が独自に設置しておりますが、長門市については、やはり観光関係が非常に多いということもありまして、山陽小野田市については、先ほど言われたように厚狭駅を入れて2駅しかないものですから、そのあたりで長門市、美祢市との取り組みとちょっと違う温度差があるかもわかりませんが、やはりそこは、十分1本の46キロメートルという路線ですから、12駅のうちの2つですから、十分検討していくということはありますが、利用促進協議会については、今、先ほどおっしゃったように、3市、あるいは県が入った中での利用促進協議会がありますから、その中からきちんと運営できておりますし、あと独自で市でできることが何かということをいきますと、いずれはやはりそういった市の独自の利用促進を上げる何かの施策なりをまとめていくというふうな組織も要るんではないかなという気もいたしております。 そこで、すぐに答えということで、利用促進協議会を立ち上げましょうというふうにお答えはできませんですが、やはり市民を挙げて、今からJR美祢線の利用促進に向けて取り組んでいくに当たり、どうしてもそういう組織が要るということに到達することがあるわけですから、そのときには行政としては、ちゅうちょなくそういったことに十分協力してまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(大空軍治君) 矢田議員。 ◆議員(矢田松夫君) 先ほど申し上げましたように、その美祢市と長門市と、若干この山陽小野田市については、対象路線の距離の短さというのがありまして、そんなに温度差が──そんなにじゃなくてもうかなりの温度差があるわけでありまして、いわゆる危機感というんかね、この26日から美祢線を走るんですけど、それ以降の危機感というのが、もしなくなったらどうなるのかということなんですが、そういうことを考えますと、やっぱり早期にその利用者協議会を立ち上げまして、それは利用者協議会じゃなくて、厚狭駅前商店街を含めた、厚狭駅を核としたまちづくりとセットした利用者協議会も必要ではないんではないかというふうに思いますが、どうでしょうか。 ○議長(大空軍治君) 山縣副市長。 ◎副市長(山縣始君) やはりそこは、立ち上げるにつきましては、厚狭駅の周辺の組織的な団体的な組織、それらを十分お願いして、連携しながら進めてまいるような形になろうかと思います。全市民挙げて、そのような利用促進に向けての協議会をつくるというふうな御提案は、真摯に今後検討させていただきたいと思います。 ○議長(大空軍治君) 矢田議員。 ◆議員(矢田松夫君) この26日に市民を巻き込んだイベントを企画されておりますが、これについての山陽小野田市の貢献度合いちゅうんですかね、企画を含めた取り組みについてお伺いしたいと思います。 ○議長(大空軍治君) 山縣副市長。 ◎副市長(山縣始君) 当日は、美祢市のほうでそれぞれ──それぞれというか中心的な大きなイベントがあるわけですが、先ほど6時台の始発は別にしまして、市民に集まっていただく、あるいは利用者に集まっていただくちゅうことからして、9時7分発の厚狭駅出発の電車を特別列車としてしつらえておりまして、通常山口線に使っておりますレトロ電車ですね、それを3両ほどつなげた電車を用意するそうですから、それに向けて今200人の定員だそうですから、山陽小野田市としては100人の方を何としてもお願いしたいということであります。  それで、この列車ばかりは、私どもが設定してお願いした100人の方が、100人だけにとどまらず、どうしてもそのときには開通のいわゆるマニアの方もいらっしゃるようですから、全国から来られるかもわかりません。そういった方も含めてもっとこうふえるだろうと思いますが、一応定員は200人でありますが、山陽小野田市としては100人ほど持つと。それで、長門市から出発するほうの側もこれも100人ほど長門市のほうで、そういった乗車を確保するようです。それから美祢市も100人ということで、全員では3市合わせて想定している利用者は、最低でも300人はいらっしゃるというふうに思います。それ以外はもう通常の利用者の方がどっと入ってこられるというふうに考えております。 それで、当日のイベントですが、8時半に集合いたしまして、そこで高校のブラスバンドの方に来ていただいたり、あるいは鈴割りをする。そして来賓の方、県知事さんもお見えになりますので、県知事さんのほうの御来賓のごあいさつもいただくということになっておりますので、そういったイベントを厚狭駅は厚狭駅でやります。そして乗車して、それから美祢市に行って、中心的なそこでの式典を行うということになっております。 以上でございます。 ○議長(大空軍治君) 矢田議員。 ◆議員(矢田松夫君) この26日が美祢線の再スタートというんですかね、やっぱり山陽小野田市の意気込み、ぜひ美祢線を守るんだと、乗って残そう、そしてさらには地域公共路線として残そうという意気込みをこの26日にやっぱりあらわしていきたい。それについてもやっぱり私たちを含めて、全面協力で取り組んでいかなければならないということをあえて申し上げたいと思います。 つまりこの美祢線は、一人が愛するんじゃなくて、「ILove」じゃなくて「WeLove」ちゅうんですかね、中国語で言えば「我愛大家」ちゅうんですが、そのようにやっぱりみんながこの美祢線を守ろう、乗ろうという気持ちがないと、やっぱり将来の限界集落というんですかね、過疎地に拍車がかかるというこの思いで、何としても私はこの美祢線を残していきたい。やっぱり私たちが育った──この音を聞いて育ったというのがありますので、ぜひ皆さん方で、官民共同となって残していきたいというふうに思っております。 それでは、続きまして新「橋」でありますが、この新「橋」は、先ほども部長のほうからこの橋の名前については言われました。実は橋は3つあったんですね、名前が。御存じではないでしょうね。で、一番最初の橋が、私ども子供のころは「シンバシ」というのが「志橋」ですね、それから最近はマスコミなんかが言うと「新橋(新しい橋)」。「厚狭川新橋」とこの3つつける、厚狭川をつけて。ですから志す橋の「志橋」と、新しい橋の「新橋」と、「厚狭川新橋」とこの3つを最近使うようになりました。 この橋は、昭和27年の12月にできたわけでありまして、私よりちょっと遅く誕生したわけでありますが、この両岸に橋の名前が二つ架けてあるというのがおもしろい橋でありまして、この橋を取り壊すときに、川に捨ててはいけない、瓦れきとして持って帰ってはいけないということで、今厚狭の図書館の倉庫に二つあります。私も見てきました。本当に橋の名前が二つありました。 それで、だれが名づけたかわかりませんが、ここの志す橋「志橋」は、厚狭高の卒業生の生徒が、何か卒業のときに記念として寄附したそうでありますが、それ以外の橋については、マスコミがつけた名前じゃないかなと思います。その新しい橋の「新橋」とか「厚狭川新橋」がですね。ですから、いつの間にやら新しい橋が、先ほど申し上げましたように正式な名前になって、公称「厚狭新橋」ですか、こうなっておりますが、そこで、今の関係いいですか、3つの橋の名前があるのは。どうぞ。(笑声) ○議長(大空軍治君) 平田部長。 ◎産業建設部長(平田崇君) この名称につきましては、ちょっと私もいろいろ調べてみました。で、正式に3つあるのはあるんですが、正式には4つ。(笑声) 当初、昭和16年の4月に、県立の厚狭中学校創立の際には、木橋ができているんですね。これは昔は「中学校橋」ということでありまして、その以前のものに「中学校橋」と呼ばれた時代があったようです。これにつきましては、昭和16年に厚狭の北校舎ができた折に、厚狭駅から学校までに行く道がなかったということで、20万円の工事費でもって、不動寺原ですか、まで道ができておるようです。うち10万円は、日本火薬が出したということでございます。 さて、橋でございますが、橋ですが、これにつきましては、旧厚狭町に縁の深い川崎造船所の社長さん、今の現川崎重工業なんですけれども、この社長さんで、「鋳物」の「鋳」に「谷」て書いて「鋳谷」さんていうんですかね、鋳谷正輔さんの熱い思いから、木製の橋が当初架けられたというふうに聞いております。去年壊れましたコンクリートの橋につきましては、台帳上では「厚狭新橋」となっておりまして、これも台帳では、昭和27年の12月に完成ということになっておりますが、昭和20年代から30年代の初めにつきましては、厚狭川がかなりはんらんしておりますので──おるというちょっと書いてあります。恐らくその木造の橋は、昭和二十五、六年ごろに壊れたものではないかということで、これは現在調べております。ですから、27年12月の完成ということでありますと、それ以前に壊れたのかなということがあります。 それから、「志橋」とありますけれども、これは「シンハシ」のようです。「シ」の「志」ということにつきましては、昭和16年に厚狭駅から厚狭高へ向かって、向かう側について学を志すという意味合いから「志橋」という名前になりまして、トータル的には向こうから学校から駅に向かって、欄干の向かう側のほうには「シンバシ」と書かれておるのが「新橋」なんですが、総称しては「新橋」だろうと思うんですが、学を志すということで「志橋」というふうな命名がなされたようです。 したがいまして、この「志橋」というのは、昭和16年に学校ができた折に、鋳谷正輔さんのほうから名前がつけられたんではないかということで、詳しいことは今調査中でございます。もう少し確信が欲しいんですが、このあたりの話につきましては、昭和19年の同窓会史から拾ったものでございますので、恐らくその同窓会史の中身につきましては、当時の学校の先生から聞き伝えがあったということで聞いておりますので、恐らく間違えはないのではないかというふうに考えております。 以上です。
    ○議長(大空軍治君) 矢田議員。 ◆議員(矢田松夫君) 親切丁寧に答えをいただきまして、別に平田部長を糾弾するわけで質問したわけではありませんが、本当にありがとうございました。4つあるちゅうのは薄々、中学校橋というのは私たちも使っておりましたが。そこで、この橋の崩落こそが、7.15豪雨災害の象徴する出来事でしたが、6月議会の平原議員の災害モニュメント設置の答弁では、「何らかの形で記録に残すと、目につきやすいところに。新橋建設にあわせて前向きに検討する」ということの発言をされましたが、どうでしょうか、名称とあわせて、厚狭川全域の災害復興のシンボルの橋であると位置づけられてされてはどうでしょう。復興橋とすれば少しイメージが暗いでしょうが。どうでしょう。 ○議長(大空軍治君) 平田部長。 ◎産業建設部長(平田崇君) 今のそのモニュメントであるとか、今記念碑であるとかいうことにつきましては、教育委員会のほうと──恐らく将来にわたっては文化財という扱いになると思いますので、教育委員会のほうとちょっと協議をしたいというふうに考えております。 ○議長(大空軍治君) 矢田議員。 ◆議員(矢田松夫君) 橋の名称とモニュメントとセットで考えていただきたいということで、復興橋とすれば少し暗いかなと。で、少し明るい橋とすれば、例えばこの下流の厚狭小学校の「なかよし橋」から上流の「寝太郎堰」まで、「厚狭川河畔寝太郎公園」としてこの地域は位置づけられておるわけでありまして、数々の「寝太郎さん」をモチーフとした公園が両岸に建物が建造物があるわけでありまして、その先を行きますと、ホタルまつりの会場は「夢広場」とこのようになっていますので、例えば「夢広場」があれば、夢新橋があってもいいんじゃないかと思うし、寝太郎橋としての名前もつくってもいいんじゃないかと、寝太郎公園ですからね。 ですから、橋はだんだん、ただ単に橋で──ただ単なる橋で終わるのではなくて、市民が3年も待ってできるこの橋に夢を託す、あるいは市民がだれでもどこでも幸せになる、この橋渡しになるような名前につけていただきたいのですが、どうでしょうか。 ○議長(大空軍治君) 白井市長。 ◎市長(白井博文君) 橋の名称については、地域の皆さん方の多くが賛成されるそういう名称を、地域の皆さん方独自の企画で取り組まれることを期待します。 行政としては、復旧だけにとどまらずに、あすこは都市計画道路の一部をなしておりますから、橋の拡幅、すなわち二車線通過でき、かつそれに歩道もつけるというふうな、そこまで取り組みました。それについても初期の段階で、市役所の中の山陽町出身の職員を集めて意見を聞いたところ、ぜひ復旧だけじゃなくてこの際思い切ったそうした取り組みをお願いしたいと、それが彼らの総意でした。そういう動機づけで今実現しつつあります。あとは地域の方、名称は民活、これでぜひお願いしたいと思います。 ○議長(大空軍治君) 矢田議員。 ◆議員(矢田松夫君) そういうことで、橋の名称については次に委ねるということでありますが、次に交通安全対策でありますけれども、先ほど工事車両を含めて、工事が始まれば、あるいは始まる前にこの交通安全対策を含めて、児童・生徒については指導していくとこういうふうに言われましたが、そうはいうても、現実にあの場所を振り返ってみますと、非常に道路が狭いと。だれが考えても何か起こるんじゃないかという想定をしながら、ぜひとも安全性を保持するためにも、迂回路というのをきちっとつくっていただきたいと思うんですが、どうでしょうか。 ○議長(大空軍治君) 今本教育部長。 ◎教育部長(今本史郎君) 工事が始まる前に、市なり業者なりの説明があったときに、一番問題は工事車両との関係だろうと思いますけれども、その辺の頻度だとか時間帯等の調整をしながら、必要があれば迂回路を設定したいというふうに考えておりますけれども、ただその辺の詳細の内容がまだはっきりわかりませんので、それがわかった段階で、安全対策は学校として講じていきたいというふうに考えております。 ○議長(大空軍治君) 矢田議員。 ◆議員(矢田松夫君) ぜひ、そのような対策を事前に交通安全対策をとっていただきたいというふうに思っております。 先ほど申し上げましたように、昼間はこの工事車両で危険であると、そして夜は厚狭川のそばでは街灯も少ないということで、大変夜道についても危険であるというような状況はわかっておりますので、ぜひ交通安全対策について対策を練っていただきたいというふうに思っています。 次に、イベントについてでございます。 先ほどイベントについて報告されましたが、このまま基本的には、市の職員を派遣するということで理解していいんですか。 ○議長(大空軍治君) 田村部長。 ◎市民生活部長(田村嘉輝君) 一応イベントのほうの再建に、相手様のほうといいますか、相手の団体のほうからの要請に基づいて、できるだけ協力はしていきたいというふうに考えておりますが、先ほど議員さんの回答と同じように──回答といいますか、御提案と同じように、実質的には自主性を持った団体になっていただきたいということで、後ろのほうから、本来でいいますと支えていくというのが行政の立場ではないかなというふうなことで、精査をしていきたいというふうにお答えを申し上げたところでございます。 ○議長(大空軍治君) 矢田議員。 ◆議員(矢田松夫君) 要請があれば行くけれども、その自主性を持ってというのはちょっと意味がわかりませんが、協働推進課の職員がその地域のイベントに行かなくてはならないという理由ってやっぱりあるんでしょうかね。その祭り会場の設営で、例えばユニックとかリフトとか、あるいは外国人の人が参加するから市の職員に通訳を依頼しなくてはならない。ですから、どうしても市の職員が市の職員を必要として、資格者がいなければイベント開催に支障が起こるというのなら仕方はないんですが、いかがでしょうか、これまでのイベントの内容を振り返ってみて、部長が振り返ってみて、市の職員の位置づけというんか、市の職員がいなければならないという存在が、派遣したこれまでの、振り返って必要があったかどうか、もう一回、お答え願います。 ○議長(大空軍治君) 白井市長。 ◎市長(白井博文君) お尋ねが、市役所の中にいろんな職場がたくさんありますが、市民生活部の中の協働推進課の職員のイベントへの協力についてだけ取り上げていらっしゃるんですが、他にもたくさんあるんですよ。御存じでしょうか。いや、御存じなければ少し説明が必要です。社会教育課とか都市計画課とかその他もろもろです。 そうした全体的な問題として御質問があり、私たちがお答えするのか、それとも協働推進課限りで、あすこに事務局を置いている市民の団体が幾つもあります。先ほど13と言いましたね。そのうち派遣要請が9団体からというふうなことでしたね。しかし、都市計画課も結構忙しいんです。そちらのほうのお手伝いで。社会教育課もすごく忙しいんです。そのほかもろもろあります。全体的な問題について、市として実はどう対応したらいいんだろうということについて、みんなで考えているんですが、そして時には提案することもあるんですけれども、先ほど市民生活部の部長の提案は、その中の全体の中の一部、またその理由が全体にもある程度カバーできるんですけれども、そういうふうな形の回答になっております。ですから、全体の問題について、市の側の姿勢を問うていらっしゃるのかどうか、そこを一つ明確にしていただきたい。 ○議長(大空軍治君) 矢田議員。 ◆議員(矢田松夫君) 私が先ほど申し上げましたように、協働推進課が今受け持っておりますその13団体、頭は「若山公園さくらまつり」以下、それから「アイラブ山陽小野田」のこの13団体に15万の補助金を出していると。この団体について、なぜ市の協働推進課の職員が行かなければならないという理由があるんですかと。ただ単に、それは机を運んだり、テントを張ったり、会場設営をしたり、それだけで地域のコミュニティが図れるのかどうなのかということを私はお尋ねしたわけであります。 ですから、それはほかにも、例えばその補助金を出している、あるいは公共団体ちゅうのがずっとありますし、さらには、地域コミュニティのその団体もあることはわかっておりますが、私が言うのは、言わば13団体に限ってどうなのかということを私が質問をしたわけであります。 そこで、協働推進課の分掌事務の4項に「コミュニティ活動の調整及び推進に関すること」があるわけでありますが、この項目をもって休日出勤や時間外労働やイベント事務局を担当されておりますが、この4項目でいいんですかね。これをもって出勤とか派遣ということをされているんですか。どうでしょうか。 ○議長(大空軍治君) 杉本総務部長。 ◎総務部長(杉本克彦君) 職員の処遇の面ですので総務からお答えしますが、ただいまの質問は、協働推進課に特化した内容ですけれども、全般的には先ほど市長が申しましたように、各所属でいろいろな業務に携わっております。といいますのは、補助団体等のお世話をさせていただいているという立場がございます。 そういった中で、本来の事務局としての仕事として出る場合については、本来業務の中で対応するということで、例えば土日、あるいは時間外勤務であれば、超過勤務、あるいは振替制度、そういったものを活用して対応しております。 そのほか、ボランティア等で直接の担当外の職員がお手伝いをさせていただく場合は、これはあくまでもボランティアですので、ある程度公務という位置づけで対応する場合には、人事のほうから振替休日等の対応、そういったもので助成をするというか、お手伝いをさせていただいているというのが現状であります。 ○議長(大空軍治君) 矢田議員の質問中ではありますが、ここで午前中の会議を終わり、午後1時から会議を再開いたしますので、定刻までに御参集をお願いいたします。では、休憩いたします。────────────午後0時00分休憩午後1時00分再開──────────── ○議長(大空軍治君) これより午後の会議を開きます。 休憩前に引き続き一般質問を続行いたします。矢田議員、質問願います。矢田議員。 ◆議員(矢田松夫君) それでは、イベントについて、総括的に最後の質問をさせていただきます。 協働推進課が所管し、対象となる本来の地域コミュニティ活動への推進団体は、先ほど申し上げましたように、自治連合会とか、ふるさとづくり推進協議会とか、女団連や連合女性会が対象となるんですが、今回出されましたその13団体のうち、協働推進課が所管をするイベントについて、今後も会場設営したり、テントを立てたり、あるいは文書を発行したり、協働推進課が所管するイベントですよ。今後もされるかどうなのかを最後にお聞きします。 ○議長(大空軍治君) 田村市民生活部長。 ◎市民生活部長(田村嘉輝君) そういう主体性があるイベントにつきましては、言われたとおりしていきたいと思っております。 ○議長(大空軍治君) 矢田議員。 ◆議員(矢田松夫君) 主体性がある──主体性があるイベントについては、協働推進課が今後もしていくということですね。 ○議長(大空軍治君) 田村市民生活部長。 ◎市民生活部長(田村嘉輝君) そのとおりでございます。 それから、今主体性があるといったのは、うちが主体性があるということでありますけれども、他団体のほうから要請がございましたり、協力してほしいということであれば、一緒に汗をかいていきたいということもあります。 ○議長(大空軍治君) 白井市長。 ◎市長(白井博文君) まず、連合女性会の事務局は、協働推進課ではなくて教育委員会の社会教育課です。まず訂正しておきます。で、とりあえず協働推進課関係の質問だということですが、一部長で答えられる問題ではありません。市役所全体で考えるべきことです。民間団体の事務局をつながりの深い担当課でもってもらうというのが、沿革的ないきさつ、歴史的ないきさつがいろいろあったようですけれども、基本的には、市から自立していただく方向でお願いすることを考えておりますし、現に少しずつそれが実現しております。しかし、一気にというわけにはいきません。 と同時に、自立していただく方向で考えつつも、やはり職務内容の上で業務内容の上で深いつながりのある団体と、そして担当課の間柄のことです。お互いに支援し、時には労務の提供その他、助けたり助けられたりというふうな関係、それは文字どおり協働推進だろうというふうに考えますけれども、そういうふうに考えております。もう一回繰り返しますが、田村部長がどうおっしゃろうと、一部長で答えられる問題ではありません。市全体で考えております。そして、時々それを話題にして部長みんなで協議しております。基本的な方向は民間団体の事務局を市から自立していただくと、こういう方向でお願いしたいと。しかし、必要に応じて当然労務の提供も含めお手伝いはさせていただくと。ですからそのあたりどうするか、先ほど総務部長の説明によりますと、お聞きのとおりお手伝いした翌日は、市役所、代休をとってもらうというふうなことですから、公務としてお手伝いに行くということになるわけですね。それが正常な関係かどうかというふうなことについても疑問がないわけではありません。大体以上です。引き続き、市長以下、部長みんなでこの問題については考えながら、関係の団体等に投げかけていきたいというふうに考えます。 例えば、いろんな振興会というのがあります。例えば竜王山ですね、頂上でお祭りがあるという場合は、都市計画課から何名出してほしいと向こうから言ってきて、それはかなりの人数です。資機材もそろえてというふうな注文も時にはあります。それに対して、そんな応援を求められますと、市役所の業務にストレートに影響します。そんなことで調整を図りながら、できる限度での応援をするというふうな、今はそういうことで円満に、かつ双方円滑に目的を達成し、市の業務にもそう差し支えがないようにというふうな方向で調整を図りながら連携しているというのが現状であります。 ○議長(大空軍治君) 矢田議員。 ◆議員(矢田松夫君) それでは最後に、最初に戻りまして、いわゆる地域で市の職員の顔が見えないということを私が述べました。最後にこのボランティア全体、イベント支援について私の意見を述べさせて質問を終わりたいんですが、最後に私が何を言いたいのかということですが、山陽小野田市に関する職員が大体約800名いる中で、市民と言われる市内に在住されている職員が何名か把握しておりませんが、どこでもだれでもイベント会場に、自発的に市民のほうから見て顔が見える市の職員がいてほしいなという気持ちも一つはあったわけであります。そのイベント会場に市民がいてこそ、やっぱりその市民との信頼のきずなというんですか、そういうのがきずなを結ぶ、市役所で言えばお金のかからない広告マン、宣伝マンちゅうんですかね、ボランティアで行ってその会場のイベントを手伝うというのが、お金のかからない広告マンではないかというふうに思っております。 例えば、市民祭りに5万円の司会料を払うよりは、800人がおるんですよ、800人おる中で、たった一人ぐらいは司会をしてもいいなという市の職員がおるんじゃないんかと思うんですが、そういった職員は恐らく記憶に残るような職員だと思うんですけれども、そういうふうに800人おる中にも、一人ぐらいその司会をする人がいるんではないかなと私は思うんですが、「使わぬ宝はないも同然」というふうに、使わなければ宝というのはないのも等しいですよという言葉があるわけでありますが、一昨日の質問の中で、どかんと市のホームページに目立てと言われた発言がありましたが、私は今こそどかんとイベント会場で市の職員が目立ってほしいと、顔を見せてほしいということを言って、市の職員は宝を使ってくださいということを述べまして、一般質問を閉じさせていただきます。ありがとうございました。 以上をもちまして、終わります。 ○議長(大空軍治君) 以上で、矢田議員の質問を終わります。……………………………… ○議長(大空軍治君) 次に、11番、岩本議員、御登壇願います。岩本議員。(岩本信子君登壇) ◆議員(岩本信子君) お昼から一番眠たい時間でありますが、どうか皆様、しっかり目をあけておつき合いをお願いいたします。 ことしを一文字であらわすと、災いがトップに来るのではないかと思うほど災害が続いております。台風12号で被害に遭われた方にお見舞いを申し上げます。 さて、東日本大震災から半年経ちましたが、福島の放射能汚染は、終息の兆しも見えず、子供たちが線量計を持って生活する事態となりました。目には見えない恐怖が母親を苦しめております。このような社会で人類の未来はあるのでしょうか。母親が安心して子供を産み、心身ともに元気に育てることができる環境にすることが、今を生きる大人の責任だと考えます。 子供を大事にしない社会に未来はありません。常に子供たちのためにと考えれば、おのずと正しい答えは出てくると思うのですが、目には見えないけれども、子供を思う気持ちが親の子供の心を豊かに成長させると信じて多くの母親は日々努力しております。子供を大事にする視点を忘れないでいただきたいと思います。 さて、質問に入りますが、学校給食のあり方が検討されております。以前の質問で、4つの課題である米飯給食のすすめ、給食食器の改善、地産地消率のアップ、給食の安心・安全がクリアされれば、調理方法式は単独でも共同でも大きな問題ではないと答えられておりますが、そのような考えで今の単独自校方式をやめることは、このまちの教育の根幹にも影響を与えるものだと考えております。 現在、単独調理方式により、調理員さんが子供たちのために、温かく手をかけておいしい給食が提供されております。他市に誇れるものだと思います。学校給食が始まって以来、守られてきたものです。多くの人から山陽小野田市の給食はおいしいと評価されているのです。 このことが、どれだけの教育的効果があったかと言われると、目には見えない分、数値的データはありませんが、少なくともこの地で産まれ教育を受けた私は、手をかけて食することへの感謝の気持ちは忘れたことはありません。学力優先で食べることがおろそかにされて、不健康な社会の歯どめとして食育が見直されている時代に、給食室の老朽化と財政を理由に、長い伝統のある当市の特徴ある給食調理方式を守ることが検討されていないことは、まことに残念でなりません。今の財政難を理由に5,000食の共同調理場建設は、食育面もさることながら、将来の子供を子育てするまち、山陽小野田市にとって、マイナスにはなってもプラスになるとは考えられません。考え直していただきたく質問に入ります。 1つ目ですが、米飯給食を進めるということですが、今は委託となっておりますが、共同になるとどう変わるのでしょうか。 2つ目は、昨日髙松議員の質問がございましたので割愛させていただきます。再質問はさせていただきます。 3つ目、市内産の食材使用向上について。22年1月の教育委員会会議の中での文章ですが、「給食材料費は年間2億5,000万あるが、地元産に自由に変更できるのはそのうち1億数千万相当で、残りはパン、米、牛乳、肉など変更が難しい」と言われていますが、現在給食食材料購入システムが公開されておりません。教育委員会が特定の業者と検討されていても問題は解決しないのではないでしょうか。当市の生産力や流通システム、そして農家との連携など、商工や農林と一緒になって考えないと、地産地消はできないと考えます。食材購入が不透明の中で、市内産がどうかもわからないのが現実ではないでしょうか。共同調理方式で、市内産食材料が──食材使用がふえると考える根拠はどこにあるのでしょうか。 4番目に、給食の安心・安全が共同調理方式で担保されると考えるのかどうか。また、給食室改善指導事項の中に、ドライシステムへの変更が指摘されているのでしょうか。安心・安全の改善をどう認識されているのか、お聞きします。 5番目に、生きた教材としての使える給食はどう考えているのでしょうか。 6番目、食べることの基本は家庭にあることは十分にわかっております。以前、多くの男性からは、「そこまで給食にこだわるなら弁当にしろ」とまで言われたことがあります。弁当をつくったことのない人に何と思いやりのない言葉でしょうか。働きながら一生懸命に子育てをしているお母さんにとって、手づくりの温かい給食は子育て支援につながっております。その一方、昨今の若いお母さんは、学力はあっても食の大切さがおろそかになっていることも事実です。 このことは、学力偏重の時代の負の部分であり、心を育てることが希薄になってきているのではないでしょうか。だからこそ、今見えない心をどう育てるのか問われていると考えます。食べることは毎日のことです。今の崩食──この「ホウショク」は「崩れる食」でございます。崩食の時代、手抜きをすれば切りがありません。子供の一生の心と体の健康に影響もします。手間をかけたおいしいものを食べる、このことが人の心を感動させると信じております。手をかける、これを母親へ伝えていくことも、今の教育には必要ではないでしょうか。食べることと育てることについて、どのような見解をお持ちか、お聞きします。 7番目に、平成12年5月、旧小野田市では、給食調理親子方式をめぐり、市民団体から市長あてに陳情書や議会への請願書を出しておりますが、このたびの共同調理場を検討されたときには、そのことを認識されていたのかどうかお聞きします。この回答は、「認識していた」、「いない」、どちらかで回答してください。 8番目、総合計画・実施計画の20年、22年と、22年、24年度には、共同調理場は検討は記載されておりません。ここは、このときは「学校給食設備の更新、修繕、検査等を定期的に行い、安全で衛生的な給食を供給し、学校給食の充実を図る」とあり、少なくとも、この時点では、自校方式を維持する方針としていたと思いますが、急に、このたび23年度から25年度の計画書が配られましたが、その中には整合性を図るために載っております。なぜ、急に共同調理場が浮上してきたのかお伺いいたします。 以上、壇上より質問を終わりますが、答えは簡潔にお願いいたしたいと思います。(岩本信子君降壇) ○議長(大空軍治君) 執行部の答弁を求めます。江澤教育長。 ◎教育長(江澤正思君) 答えは簡潔にということですが、やはり正確に伝えなければいけない部分もございますので、若干長くなるかもしれません。 まず、米飯給食についてでございますが、これは日本食文化の中心と理解しておりますが、残念ながら、その米飯給食の回数頻度は、県下で最下位グループに位置しており、現在、一部を除き外部に委託して週3回の実施をしております。 このため、給食費にもこの委託費が反映しているわけですが、現在の給食調理場では、そのための設備がなく、また必要な面積も確保できておりません。これが、我々が提案しようとしている共同調理場になりますと、そこで自主炊飯する計画でございます。 (2)の食器については、いいということですので、(3)の、市内産の食材使用向上についてですが、これについても、甚だ残念ではありますが、県下13市で最下位にあります。この向上のためには、現在の零細農家の供給体制のままでは限界があると考えております。共同調理場において一括管理し、野菜等の必要な量を計画的に発注するなど、供給体制の見直しと中規模農家の育成を図ることで市内産食材の使用向上につながることが期待できると考えておりますので、今後、関係部署と協議する中で進めてまいりたいと考えております。 それから学校給食の安全・安心の改善についてですが、本市の学校給食調理場は、すべてウエットシステムであります。教育委員会としましては、安全・安心を最優先事項ととらえ、国の示す衛生管理基準への対応を含めて早急なドライシステムへの転換が不可欠であると考えております。 県内でも、こうした取り組みは、この点におきましても本市が最もおくれており、この一日も早い実現のために必要とされる経費や改修時間等について検証した結果として、合併特例債を活用しながら共同調理場方式とするのが最善であると考えております。 次に、生きた教材としての給食についての御質問ですが、文部科学省の食に関する指導の手引、第1次改訂版によりますと、「食に関する指導は、給食の時間はもとより、各教科や総合的な学習の時間、特別活動等において、生きた教材として学校給食を活用することにより一層の充実を図ることが期待できる」とされております。 食に関する指導の観点から、給食は実際に食事をするという活動を通じて実践的な指導を行うことができ、準備から会食、片づけまでの一連の活動を通して正しい手洗いの方法や配膳方法、食器の並べ方やはしの持ち方、食事のマナー、作法、協調性の涵養等の望ましい食習慣の形成を図ることができると考えております。 また、給食食材の産地や栄養の特徴を調べたり確認させたりするなど、生活科や理科、家庭科等の他の教科と給食を関連づけて学習することや給食献立を通じて季節や行事にちなんだ料理があること、地場産食材の活用による地域の食文化や産業、生産、流通、消費などの食料事情を理解させることができると考えております。 以上、述べましたように、学校給食は、生涯を通じて役立つような食に関する知識や能力を総合的に身につけさせることができる非常に有効な生きた教材であると考えております。 食べるということ、育てるということについての御質問でございます。食育について、食育基本法は、その前文において、「様々な経験を通じて、『食』に関する知識と『食』を選択できる力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てる」、「子供たちに対する食育は、心身の成長及び人格の形成に大きな影響を及ぼし、生涯にわたって健全な心と身体を培い豊かな人間性をはぐくんでいく基礎となるもの」と想定しております。 栄養バランスのとれた安全・安心な学校給食を提供し、子供たちがそれを学べることに加えて、食について指導することにより、子供たちが、食事は人間が生きていく上で欠かせないものであるという重要性を認識し、心身の成長や健康の保持、増進の上で望ましい栄養や食事のとり方を理解し、みずから管理する能力を身につけることができ、学校給食にいろいろな食品を使用することにより食品を選択する能力を身につけ、給食の準備及び会食を行うことにより社会性を身につけることができると考えております。 さらに、食を通じて地域を理解することや食文化の継承を図ること。自然の恵みや勤労の大切さなどを理解することも重要であると考えておりますが、さきに述べましたとおり、行事食の提供や地場産食材の使用により自分の住んでいる地域を理解し食品の生産過程等を知ることができると考えております。 ここで特に食文化の継承について強調したいと思います。日本文化の柱の一つである日本食文化を次世代の子供たちに伝えるという義務が我々にはあると思っております。 この7月、農林水産省はやっとおくればせながら、日本の食文化を世界無形遺産への登録のための検討会議を開催しました。既に、「フランス料理」や「地中海料理」、「メキシコ料理」が登録済みですし、この11月には、「韓国の宮廷料理」も登録の見通しです。世界で高い評価を受けている日本食ですが、それを守ろうとする日本人の思いや子供へ伝えようとする思いは何と低いことでしょうか。この日本食文化の中心である米飯や適切な食器を考えるとき、本市の学校給食の現状に愕然とする思いであります。申しわけないと思っております。何としても次世代の子供に伝えていかなければならないことと考えております。 次に、過去の給食問題について、その認識についてでございます。合併前の小野田市で、平成12年度に自校方式から親子方式に変更した際、3月議会において3つの請願が提出された件だと思いますが、請願の内容についても確認をしております。 当時、問題とされたのは、変更の主な理由が財政難による合理化であったこととあわせ、調理を行う親校の調理場がドライ方式に変更されなかったこと、給食調理員の減少も、その当時の状況では市民の皆様の御理解が得にくかったこと、給食を搬送することによる危険性の増大や決定の段階までに保護者の意見が取り入れられなかったことなど、説明不足が指摘されてまいります。 今回の調理方式の変更につきましては、教育委員会とすれば、学校給食について国の示す衛生管理基準への対応を含めて、安全・安心を最優先事項ととらえ、早急なドライシステムへの転換が不可欠であるということ。次に、日本食を大切にし、日本の食文化を子供に伝えるということ。この2点を大きな理由として、その早期実現のために共同調理場方式を導入したいということであります。 現段階では教育委員会会議での一定の合意であり、より具体的な事項については、9月から保護者代表や学校医や給食調理員等によりますさまざまな立場からの専門的な指導を含めた御意見を広く聞かせていだたく検討会議を開くこととしておりますし、その検討会議を市民準参加型会議にすることで、広く市民の意見をお聞きしたいと考えております。 最後に、あらかじめ質問された事項によりますと、合併特例債事業に共同調理場建設が浮上した経緯についてとなっておりますのでお答えいたします。 本市の学校給食は、施設の老朽化、すべてがウエット方式など、衛生管理面で食の安全・安心の実現について多くの問題を抱えておりますが、厳しい財政状況が続く中、すべての施設を新築や大規模改修を行うことは困難であったため、現場の努力や指摘箇所の改修を重ねながら今日に至っております。 総合計画の中でも学校給食の充実の中で、その施設整備の改築・充実については明記しており、具体的な内容については実施計画として協議してきております。 そうした中で、合併特例債適債事業の一つとして学校給食施設の改善を市民の皆様に認知していただくため、平成21年の市民会議に5,000食規模の共同調理場の案を提案させていただいたところです。建設場所につきましては、建設に必要と想定される5,000平方メートル程度の土地で、建設が可能な工業地域、準工業地域、さらに土地取得が確実な市有地、もしくは土地開発公社所有地を照会したところ、大塚工業団地が条件を満たしていたということから、候補地の一つとしているものであって、決して土地開発公社所有の土地を対象として浮上した案ではございません。 以上でございます。 ○議長(大空軍治君) 岩本議員。 ◆議員(岩本信子君) では、米飯給食からいきたいと思いますが、日本の食文化の中心であるということは、だれもが、もう本当に日本人はお米で、お米のおいしさを一番よくわかっている民族だと思います。 それで、今、外部委託をされていると。1食が小学校で240円、中学校が270円、そのうち加工費が30円であると書いてありました。それで計算すると、1日が30円掛ける5,500食としたら16万5,000円ですね。それを1カ月20日とすると、330万、1年を10カ月とすると3,300万、こういう委託料を払ってるということなんですよね。 これまでに、やはり米飯給食は随分言われてたと思うんですけれど、この3,300万円で、何とかできるっていうか、自校炊飯は考えられなかったんでしょうか。ちょっとその辺をお聞きしたいと思いますが。 ○議長(大空軍治君) 江澤教育長。 ◎教育長(江澤正思君) もちろん事務局としても、そこを検討してきたわけですが、主には、炊飯の設備、次に、食器の洗浄、これは米飯の場合ですと、洗浄が手間がかかるといったら何か変ですけど、念入りにしないといけないと、そういう洗浄の設備が主な理由となって難しいと、なかなか難しいということで進んでない状況だったと理解しております。 ○議長(大空軍治君) 岩本議員。 ◆議員(岩本信子君) 以前、私が質問したことがあるんですけれど、南国市ですね、高知県の、もうここはもう何十年も前から炊飯器を、教室じゃなくて給食室で各クラスに炊いて、その一升炊きの炊飯器で御飯を出して、そしてそれを子供たちが持っていってるという、そして自分でよそおって食べるという、そういうふうなことをやってるとこがあるんですよね。 私は、そのとき、財源の問題もあるなと思ったんですけど、この学校給食を、年間に3,300万も、今までだったら随分あったと思うんですけれど、そしたら少しずつでも変えていけたんではなかったんではないかなと思うんです。その少しずつですね。全部が全部そうだったら無理だと思いますが。その点は一切、このたびも私が言った各自校炊飯ですか、各自の炊飯器をということは検討には一つもされてないようなんですけど、ちょっとその辺はどう考えられましたか。 ○議長(大空軍治君) 江澤教育長。 ◎教育長(江澤正思君) 各自校の給食調理場で米飯ができるような設備を順次、新たに更新等していかなかったのかということでございますが、もちろん、それができればそれにこしたことはないと思います。現実的には、いろいろな予算上のこと等で、そういうことが可能でなかったということでございます。 ○議長(大空軍治君) 岩本議員。 ◆議員(岩本信子君) 現実的には可能ではなかったではなくて、全然検討されてないんじゃないですか。検討はされたんですか、このことについては。 ○議長(大空軍治君) 江澤教育長。 ◎教育長(江澤正思君) 検討というのが、どういうレベルのことかはいろいろあると思うんですが、教育委員会の中では、委託しているということ、これをどうにか解消したいという思いで検討し、その際、その設備の更新、そのためには調理場を広くしないといけないというような場所もあると。建物自体かえないといけないというところもあると。 そういった中で、文科省が新たに衛生管理基準を設けて、それに適合するようにという強い指導を行っているわけです。では、それをそういうときには、ドライ方式にそこをするのかという問題になってきます。そうするとまた、非常に大きな経費がかかるわけです。それができなかったということです。 ○議長(大空軍治君) 岩本議員。 ◆議員(岩本信子君) 何かこう、ちょっと3,300万の委託料があるのに、それを何とか、この炊飯、米飯給食に、委託者との関係もあったんでしょうけれど、考えられたと言いながら、その実現しないというのは何かちょっとこう意欲が足らないかなと。本当にそういう思いがあったのかなという思いがします。 次に、では、お米ですよね。こういう業者の選択とか、例えば学校物資納入業者とかいう、そういうのは登録制があるのかどうか、ちょっとその辺をお伺いしたいんですけど。 ○議長(大空軍治君) 江澤教育長。 ◎教育長(江澤正思君) 登録制がどういう格好で行われているか。ちゃんとした登録制があるかどうか、それは承知しておりませんが、学校給食においては、どこから納入するのか、そういうことが「学校給食会」というものがありまして、そういうところから、どういう業者がそれに適合する、適合しない、そういう情報を得ながら食材の業者等を決めている状況でございます。 ○議長(大空軍治君) 岩本議員。 ◆議員(岩本信子君) 学校給食会がありますね。でしたら、ぜひその学校給食会の食物資の納入業者をぜひ公開してほしいなと思います。というのが、やはり今の委託にしても、なぜ委託というのは、どうしても偏るっていうたらおかしいんですけど、まだまだほかにしたいところがあることがあるじゃないですか。ほかの業者とか、いろいろ。それを委託されてるという、そこら辺が業者を選定する上において、本当に公平か公正なのかということも、ちょっと気になるところなんですけど、その辺をどう考えられますか。 ○議長(大空軍治君) 江澤教育長。 ◎教育長(江澤正思君) 納入している業者、委託している業者、それを公表してはどうかということですが、私、ここでどういう問題があるのかちょっとわかりませんが、普通に考えれば何ら問題はないと、そういうことを検討させて、今してないのなら検討させていただくということでございます。公表に向けて。 ○議長(大空軍治君) 岩本議員。 ◆議員(岩本信子君) ぜひ、いろんな人が見て、学校給食にかかわりたいという業者も出てくるんではないかと思うんです。 先ほども言いましたように、2億5,000万でしたかね、2億何ぼあって、1億ぐらいしか、1億数億しか地元産が使えないと、あと牛乳とパンとお肉でしたか、それがもうそれは動かせないというふうなことが書いてあったわけなんですよね。それもちょっと不思議だなと思ったんです。 やはり、これだけのある市場を、やはりこの山陽小野田市の業者の方にも見ていただいて、多分その業者の方はいらっしゃるんだとは思うんですけれど、どなたでも参加できるような形にしてほしいなあとは思いますので、今言われましたので、ぜひその納入業者の公平性を担保できるようにお願いしたいと思います。 次に行きます。給食食器のことについてなんですが。 ○議長(大空軍治君) それは、あなた質問はされておられませんね。 ◆議員(岩本信子君) はい、質問しておりませんけど、きのう。 ○議長(大空軍治君) 質問のないもの、再質問できません。 ◆議員(岩本信子君) いやいや、きのう髙松議員が質問されましたので。 ○議長(大空軍治君) それは質問のないのをやるちゅうのは、あなたは質問やりませんと言われたからね。 ◆議員(岩本信子君) はい、わかりました。 ○議長(大空軍治君) はい、次、行ってください。 ◆議員(岩本信子君) では、次に行きます。 ○議長(大空軍治君) 岩本議員。 ◆議員(岩本信子君) さっき再質問はしますと言ったんですけれど、壇上では。だめなんですか。 ○議長(大空軍治君) 再質問は何ぼしちゃってもいいですよ。今、されておられません。 ◆議員(岩本信子君) いや、だから、この分については答えは要らないけど、再質問しますと言ったんですけど、それでもだめですか。 ○議長(大空軍治君) うん、それはもう。 ◆議員(岩本信子君) 議事録には書いてあると思いますけど、いいですか。 ○議長(大空軍治君) お願いします。 ◆議員(岩本信子君) はい、わかりました。じゃ、あとから、いいです。 地元産の使用向上についてなんですけれど、ここへ今表がございますね。これ教育委員会の資料からとったんですけれど、この表を見る限り、これは県内産とは書いてあります。地元産と県内産、近いような遠いような感じはしますけど、まあでもよしとしてますね。これを見ますと、山陽小野田市、22年度60%、これ全体から見ますと2番目、高いほうから。いつも悔しいけど、うちはいつも最低なんですよねえって言われるんですけれど、それはどういうところから来るんでしょうか。表を見る限りはちょっと見えないんですけれど。 ○議長(大空軍治君) 江澤教育長。 ◎教育長(江澤正思君) 我々が伸ばしたいと考えておりますのは、市長さんも言われておりますように市内産でございます。市内の業者、市内の農業従事者、生産者、これにいかに頑張っていただくか。子供たちに食べてもらう食材をつくってもらうか。ここが我々に課せられている課題だと考えております。 ですから、市内産の食材、これ県内産ですが、市内産で見ますと13市の中で最低であるということでございます。 ○議長(大空軍治君) 岩本議員。 ◆議員(岩本信子君) そのような表があったら、これ私引っ張り出したのは、この教育委員会の会議録の中の資料として引っ張り出してきたんですよ。 そしたら、なぜ市内産が一番最低だというのが出てないんですか、資料として。その教育長がおっしゃるように、その最低だと言われる資料が一切ついてないんですね、県内産の資料しか。ちょっとその辺を、あるんですかないんですか、ちょっと教えてください。 ○議長(大空軍治君) 江澤教育長。 ◎教育長(江澤正思君) 実は、平成20年までは、県は公表しておりました。だから20年のはあります。それは非常に低い、最低なわけですが、それ以降、21年、22年は、じゃあどうかといいますと、県全部の詳細なそういうものは県は公表しておりませんしございません。 ただ、市、山陽小野田市自体の市内産の率はもちろんわかっております。各ほかの市もそれぞれ取り組んでおりますから、その平成20年より下がることがないであろうということを考えますと、やはりまだ、要は平成20年のときには、かなり低かったわけです。(発言する者あり) よろしいでしょうか。(「はい」と呼ぶ者あり) 平成20年が最低で、それもかなり低いと、その中で、現在、山陽小野田市が市内産の率が改善している値も、平成20年の他市との状況と比べてみると、そのように最低であると、そういうことでございます。 ○議長(大空軍治君) 岩本議員。 ◆議員(岩本信子君) 資料として、もしそういうものがあれば出していただきたいなと思います。 今一応、これ教育委員会の資料についてたもんですから。県内産といいますと、やはり市内産も入ってるとは思います。 それで、22年度上がってるんですよね、逆に。県内産という見方、市内産、県内産は、ここでどこで区別つけるかというのは、資料がない限りわかりませんからね。でも一応、これしか資料がないもんですから、これから行きたいと思うんですけど、この20年度が42%、19年度よりは低いんですけれど、これで60%に上がってるんですよね。これの要因はどういうことが考えられるんですか。22年度。 ○議長(大空軍治君) 江澤教育長。 ◎教育長(江澤正思君) 市内産、この給食、学校給食の食材に市内産をとにかく使ってほしいということがございまして、それぞれにできるだけ可能な限り市内産を使うようにということを、学校給食の関係者の人たちにお願いし、それぞれのところで、行っていることはそれぞれ違いますが、できる範囲内でしてると。 ですから、この数値、1学期、2学期、3学期というものも出ておりますが、これがかなりばらばらになっております。平成21年は、これには出ていませんが、平成21年の1学期、2学期、3学期も、かなりでこぼこがございます。 このように、かなりそれぞれの学期で、それぞれのメニューで可能な限り努力した結果だと考えております。 ○議長(大空軍治君) 岩本議員。 ◆議員(岩本信子君) それでは、共同方式しなくても、自校方式でも努力すれば地元産使用は可能だということだと思います。 それで、今見ていただいたらわかると思うんですけど、この給食ですよね。施設数ですね。この中で見たら、本当山陽小野田市立派だと思います。単独を13、共同ゼロ、親子方式が、単独とはちょっと言いがたいところあるんですけど、「まあ、よし」としても、すごくこの給食施設を見る限り、この13ていう数字は、この町の何か宝のような気がするんです。よそから比べたらですね。 それで、ここで見ていただいたらわかるように、柳井市、これはもう共同調理場1つしかありません。光市、これも共同調理場1つしかありません。ここで、この市内産、県内産の、市内産か県内産かわからん、県内産を見てみますと、柳井市1個で一番最低ですね、ずっと。結局県内産を使う、市内産も入ってると思いますけど。そして、光市もそんなに多くはありません。 これを見る限り、私もほかのいろんな資料を見てみたんですけれど、「大規模なセンターになると、大量の食材の確保や価格、規格などが問題となり、地場産物の活用が困難になることが予想される」ということが書いてあったんです。だから、それにこれを見ますと、共同調理場を見ても、柳井なんかは本当低いですね、35%、うち60もあるのに。 だから、教育長がおっしゃるように、共同調理場にしたから地元産が上がるっていうことは、ちょっと考えにくいのではないかなということを指摘したいと思います。 それに、いろいろ調べてみたんです。地元産が上がることを。そしたら、やはりコーディネーターが要るんですよね。生産者と納入業者との間、だから農業をする人とか、いろんな人の間に入ってコーディネートする人がいて、そして、どこも皆うまく市内産を使ってるというか、そういうふうなことが要るんです。 私もちょっと考えたんですけど、以前、旬菜惑星っていうグループが何か厚狭にも今ありますよね。子供たちにお芋掘りさせて食のことを教えていくという、そういうところなんかが、例えば、そういう給食食材のコーディネーターをするとか、農業と結びつけたり、いろいろ関心を持っているところだと思うんですけど、そういうふうなところを利用して、この地元産をふやしていくというお考えはありますか、ないですか、どうですか。 ○議長(大空軍治君) 江澤教育長。 ◎教育長(江澤正思君) 共同調理場にしても、それがふえないんじゃないかという逆じゃないかということですが、それは考え方が我々と全く違っているわけです。それは、現在の市内産が10%前後なんですが、これをいかに伸ばすかということが至上命題であると言いました。それで、いろんな関係者、業者にお願いする。 しかし、限界が我々は見えてきているわけです。その限界は、根本はどこにあるかと言いますと零細ということです。それだけの食料、食材、それはできないといいますか、そういうところにあるわけです。そこを解決しなければできないですし、そこを解決すれば一挙に上がる可能性があるわけです。 ですから、我々は、この共同調理場方式によって直ちに上がるということは考えておりません。それは、そういう中規模農家の育成及び、今議員が言われたコーディネーター、こういうところ、そして年間を通じての保冷施設、このあたりをしっかりすればできると。 現在、山陽小野田市、今優良な中規模農家、大規模農家の方がおられます。その方々は、まだかなりつくれると言われております。(「そうですね」と呼ぶ者あり) ですから、そういう方々、もちろん旬菜惑星とも協力しながら、そういう方々と協力していける道はあるわけです。ですが、現在の各学校が、「はい、私は今月のきょうのメニューはこれです。はい、ここはこうです。ここはこうです。ジャガイモを何キログラム、はい何キログラム、それぞれ」。こういうふうな状況では、現実的になかなかそれが進まないのが現実なんです。 以上です。 ○議長(大空軍治君) 岩本議員。 ◆議員(岩本信子君) おっしゃることはわかりますよ。だから、私はコーディネーターが要るというのは、契約栽培のことを言ってるわけなんです。契約栽培をして、大型冷蔵庫は要ると思います。でも、まあ今考えたら、市場卸売場ですか、あそこがありますよね、山陽小野田には。それなんかも活用して、あの大型冷蔵庫なんか置いて、そして契約栽培で、そしてコーディネーターがそういうふうなことを全部まとめていろんなことをする。 やはり契約栽培。零細でも何でもいんですけど、コーディネーターがいて契約栽培ができれば、随分違ってくると思いますので、その辺は自校でも、結局、共同調理場にしなければ進まないという考え方はないということだけは認識していただいて、コーディネーターの問題ということをぜひ頭の中に入れていていただきたいなということを一つ申し上げておきます。 次、行きます。安心・安全についてです。さきの市長のマニフェストの検証ありましたね。あのときに、市長が、ウエット方式が、ドライシステムへの変換で禁止されているという発言があったんですよ。学校給食衛生管理基準には、ドライにしなければならないということが明記してあるんでしょうかどうでしょうか。 ○議長(大空軍治君) 江澤教育長。 ◎教育長(江澤正思君) 明記してございません。が、そちらのほうが安全・安心という面で数段まさっていることは明らかでございます。それを強力に推進していかなければならないという立場でございます。 ○議長(大空軍治君) 岩本議員。 ◆議員(岩本信子君) 明記されてないですよ。「ドライ方式に努める」。それから、「ウエット式だったらドライ運用を図る」。それですよね。今、多分うちの自校方式はドライ運用を図っていらっしゃると思います。行きましたけど、かなり図っていらっしゃいました。狭いという問題はあると思うんですけれど、大体、皆さん、もう本当に一生懸命頑張っていらっしゃるなということはわかりました。だから、教育長がおっしゃるように、ドライにしなければならないということはないんですよね。 それと、先ほどドライにしなければ、もう安心・安全な、安全ではないという言い方をされましたけど、ここに「独立行政法人日本スポーツ振興センター」学校安全部の、「学校給食において発生した食中毒事例集」があるんです。学校給食の食中毒は、割と皆さん、なかなか衛生的に気をつけていらっしゃって少ないっていうことはわかるんですが、これを読んでみた限りでは、ウエット、ドライに食中毒の原因、この中にも結構ドライでやってるところもあります。書いてあります。ドライ、ウエット関係ないんですね、この中、これ読む限りにおいては。読んでみてください、もしよろしければ全部差し上げますので。 先日も言いました、どこですかね、岩見沢でしたね。大きな出ましたね。ここは共同調理場でウエット式だったんですよね。教育長、そのときウエットがいけないとおっしゃったんですよ。 これ調べてみたんですけれど、これはやはり調理器具の洗浄方法や取り扱いに問題があったんです。ブロッコリーをゆでてサラダにしたわけなんですけれど、その野菜からは一切菌は、これサルモネラ菌です。野菜からは、一切菌が出てきてなかった。シャフトから、まぜ合わすシャフトから菌が出てるんです。大量ですからね、手じゃまぜられないんです。機械でまぜるんです。このシャフトで、食中毒になった。サルモネラはとにかく多いんですけれど、これは卵なんかにも入っておりますのでね。ミキサーとか、攪拌に使用したものとか、もうサルモネラ、結構多いんですね、そういう事例が。 だから、そのドライとか、ウエットとかには、私はこれは関係ないんではないかと。ただ、そこの過熱不足、これで見ますと、ノロウイルスが一番多いんですけれど、やはりノロウイルスの原因は、ほとんど従業員が体調不良のまま調理作業に従事してたということがほとんどなんですけれど、それとあと過熱不足が認識が不十分であったとか。今学校給食ノロウイルス一番多いですね。 それで、サルモネラが次ぐらいで、このO─157、これも出ておりますが、これはO─157、食品の過熱不足ですね。やっぱり加熱されれば、食品には問題ないんです。抗ヒスタミンとか、いろいろと私も昔勉強しましたけど、カンピロバクターとか、これは鶏肉にいっぱい含まれている危険な分なんですけど、いろいろあります。それでも、これを見る限り、この中ではウエットもありますしドライもあります。 そして、一番ちょっとウエットで問題だったのが、やっぱりドライ運用してないというのがございました。だから、ああ、やっぱりドライ運用はちゃんとしてたら大丈夫なのかなっていう思いがあります。 だから、今教育長がおっしゃるように、絶対安全・安心で、だから共同調理場にしなければならないんだということには、ちょっと何かこう違うんかなと。安心・安全を守るのは、また別な意味での職員の指導とか、体制とか、管理とか、その辺で出てくるのではないかなと思っておりますが、このことについてどうお考えですか。
    ○議長(大空軍治君) 江澤教育長。 ◎教育長(江澤正思君) その事例集等も読んだことありますが、要は、それぞれのケースにおいて、その原因を突き詰めていくと、それがウエットであったから、ドライであったから、それが明確になってないことは承知しております。 しかし、なぜ衛生管理基準で国がドライ方式を推奨するのか。そのほうが安全であるということが専門者会議等で明確になっているからでございます。学校という公共、特に義務教育において、より安全な方法をとるのは当然のことでございます。 本市においてもドライ運用をすれば大丈夫と、ドライ運用が実際にどの程度のことで行われているか。これは、聞きますとやはり不十分であると。 そして、本市の調理場において、これは余り言いたく、また御心配をおかけしてもいけませんから何ですが、大腸菌、黄色ブドウ球菌等が、衛生局の検査、厳重な検査によってしばしば検出されております。非常に重大なこととして我々は受けとめて、その改善に努めているわけですが、やはりそれがじゃあ、ドライだったら完全になくなるのかと言われたら、それは正直にはわかりませんとしか言いようがございません。しかし、少しでも安全な施設、安全な状況をつくるというのが我々の責務だと思っております。 ○議長(大空軍治君) 岩本議員。 ◆議員(岩本信子君) 教育長のおっしゃることは、少しでも不安材料があることは解決していかなければならないとおっしゃる気持ちはよくわかります。 でしたら、ここに埴生中、これ年間監視指導結果というのがあるんですよ。それで、これ18年度からずっともらってたんですけど、このことについて、埴生中は、やはり18年度から毎年汚染作業区と非汚染作業区が、それぞれ給水栓をそろえて洗浄設備を設置することと。ずうっと18年度から指摘されてるわけなんですよ、21年度までね。22年度まで。 じゃ、教育長が、そこまで安全性を言われるんでしたら、なぜこのことを、指摘されておるんですよ、この保健所から。それなのに予算要求されたんですか。それとも、教育委員会では、このことはどのように話し合われてるんですか。議題にして話し合われてるんですか。ちょっと、そこを聞きたいんですけど。 ○議長(大空軍治君) 江澤教育長。 ◎教育長(江澤正思君) 当然、これが必要であるということで対応は、来年度以降の予算で検討すると。いや、このときに、それはそういうふうな対処の対応の仕方をしてるわけでございます。現実として、それができなかったということは申しわけないと考えております。 ○議長(大空軍治君) 岩本議員。 ◆議員(岩本信子君) じゃ予算、18年度からですね、これは。18年度ですから、予算要求はされてるんですか。それができないという結果なんですか。そこのとこをちょっと聞きたいと思います。 ○議長(大空軍治君) 江澤教育長。 ◎教育長(江澤正思君) 少なくとも教育委員会からは、もちろん予算要求の初期の予算要求、最終的な予算要求、いろいろありますが、それが、そういう要望を持って協議しております。 ○議長(大空軍治君) 岩本議員。 ◆議員(岩本信子君) 本当にお金がないっていうことは大変苦労されることだろうなとは思います。だからこんな共同調理場みたいなとんでもないものが出てくるんだなってことがわかりますが。 私は一気にドライ方式は、ちょっと今のこのドライ運用されてるところなんか、ここいろいろ見ましたら、ドライをしなければいけないというのは一つもありません。そういう改善事項ですからね。ドライにしなさいとか、ウエットがいけんとかいうことは書いてありません。だから、別に今市長が言われるように、ドライが禁止されてるんですよって言われる、そういうもんではないと思うんですよ。図る努力をする、努力をするっていうことですよね、努めるっていうことは、ドライに。それは大事だと思いますが、今その予算の関係でできないんだったら、いずれ、この魅力あるうちの宝であるこの自校方式を守るんだったら、このドライ方式が図られるように、計画的に改修やら補修ができないんだろうかと。 私、今のこの表の裏、これ見ていただいたらわかると思うんですけれど、例えば今15億の給食センターをすると、実質的な市の負担が6億7,600万。このお金ですべて自校方式のところで改修していく、いろいろなできるだけ安心・安全が守れる体制、ここに書いてありますようなこと、それから少し作業動線、ちょっと建物ふやしたりとか、いろいろ改修して、そしてこの自校単独調理場を改修していくってことはどうなんですかね、考えられないんですかね。例えば5,000食つくった場合に、6億7,600万を実質的、市が負担するんじゃないですか。そしたら、この分ですべて自校方式のところの改修とかそういうことをすれば、この自校方式は守られるわけなんですよ。こういう発想はいいのかどうか、私はわからないんですが、でもそういうことも考えられるんじゃないかと思うんですけど、いかがですか。 ○議長(大空軍治君) 江澤教育長。 ◎教育長(江澤正思君) 私は財政の専門ではありませんのでよくわかりませんが、まず難しい、現実的に難しいと思います。 これはこの6億7,000、書いてありますのは、例えば合併特例債は7割は実質的には国の負担となり、3割を20年かけて返すことになりますし、義務教育債は20年かけて返すことになります。そういうものをすべて案分して1年、案分してっていいますか、すべて足してこういうふうになるわけです。だから、1年当たりの一般財源、一般財源っていいますか、そういうものはもっと少ない、1億幾らというぐらいになるわけですが、その自校方式で例えばこの6億、これをしたらいいのじゃないか。全部で30何億かそれだけかかるのに、それだけ順次何年もかけてすると。何年もかけて20年の義務教育債をすべて使いながら、どんどん雪だるま方式的にそれがなっていくわけでございます。やはりあとの財政的に可能かどうかということは、後々、そういう雪だるま式になるのかならないかとか、そういうことも十分考えなくてはいけないわけで、財政計画については、私は承知しておりませんから正確なことは言えませんが、感触としましては、庁議等でいろいろ御苦労聞いてる感触としましては、まず無理と考えております。 ○議長(大空軍治君) 岩本議員。 ◆議員(岩本信子君) 本当、教育長、夢ないんですね。無理無理言われます。やはりトップに立つ人は、やっぱり本当の給食のすばらしさとか、そういうものを夢を持って実現していくっていう方向をぜひ持ってほしいなと思うんですけど。 ちょっと今話はそれましたが、多分今から市民説明とか何とかされていくときに、こういう資料配られると思うんですけど、この中で少し指摘していきたいところがあるんですけれど、ここのマル、三角、ペケの書いてあるところですね、5,000食のセンターが経費的には安いと。喫食時間から柔軟性とかいうのは三角ですね。それから、食育の推進というところがマル、これ疑問ですよね。5,000食で栄養士2人ですよね、一応。栄養士が2人になるのに、それで食育の推進とかできていくんですか。 それと、あと先ほど言いました地産地消、教育長は、私は自校方式でもセンター方式でも地産地消はコーディネーターによってはどうでも進んでいくと思っておりますので、自校方式でもね、だから、共同でも構わないと。だからこれを三角にされてるっていうことも一つ問題だなと思います。 地産地消はコーディネーターの問題だから、どっちかっていうと、まず5,000食のほうが言われてるんだから、大規模な規模になると。大量の食材の確保や価格、これ規格が要るんですよ、機械が皆やるから。だから大変なんですよ、地産地消でやるっていうのは。そこで進まないのが予想されると言われてるんです。だから、これを地産地消をマルされるのを、できたら三角にしてほしいなと思います。 それから、食育の推進、先ほど言いましたように、5,000人で2人しか栄養士がつかないんです。その栄養士が一応専門家ですから、いろいろ食についての指導して回ると思うんですけど、2人じゃちょっと無理じゃろうと思います、5,000人もおってですね。ここんとこも三角じゃないんですか、逆に。 それと、懸案事項、何もありませんが、一番危ないのが配送時の危険性ですね。ここからあそこまで行くのに、大体車で行きました。最低20分、30分かかる。厚狭まで行きました。やっぱりそのぐらいかかります。それに配送時間、これ配送時間やなくて、積んだりおろしたりする時間を入れるとかなりの時間があります。ここの懸案事項ですね、やはりその配送時、やっぱ車いっぱい通りましたよ。やっぱりそういう交通事故の危険性とかいうことはあると思うんですよね。やっぱそういうこともやはりきちんと明記しとかんと、本当にこれを見る限り、5,000食のお金だけですよね、経費のとこだけで。皆さん言われるのは、お金がないけ仕方がないんじゃろって言われるんですよ、だれもが。本当は自校方式にしたいんだけど、まあ仕方がないよね、財政がないとって言われるんです。 だから、これ見ると、もう5,000食が一番いいんだっていうとらえられ方をされますので、できたらここのところ、マル、マルとか書いてありますけれど、すべて自校方式は本当は全部マルだと思うんです。ただ、経費がかかるっていうとこだけがペケだと思います。今言いましたように、すべてドライにしなくても、ドライ運用を図りながら、そのうちでき出したらだんだんしていくとかいうこともありますので。 それとあと一つ、ランニングコスト。これ配送費は一切含まれてないんですよ。考えると、配送費のほうが高いんですよ。今の食器にしても何も言われませんでしたけど、食器は1カ所に集めて配られるんですか。それとも、各ところにされるんですか、各給食室に食洗機を置いて食器を置くんですか。ちょっとそこら辺を聞きたいと思いますが。 ○議長(大空軍治君) 江澤教育長。 ◎教育長(江澤正思君) たくさんのことを言われて、それぞれについて言わしていただきたいなということがたくさんあるんですが、まず、この資料についてですが、6月の定例会の際の参考資料の一つとして配付したもんですが、このときの議事録を読んでいただけたらわかりますように、これは委員からマルとか三角とか、これは判断ですよね、評価です。こういうことが載ってるのはおかしいという疑問が呈せられて後、これは一切使わないということになっております。数値はもちろんそのもので積み上げたもんですから、それはいいにしても、マルとかペケとか三角、そもそも教育委員会会議全体の中で決めるようなことで、事務局が云々するようなもんではございません。ですから、その後、この直後の委員の人たちに、今後これはもう使わない、なかったことにしてくださいということで合意を得ております。ですから、このマルとかペケとか三角については言及いたしません。 それから、このセンターの食育の件、地産地消の件、直接は聞かれてませんが、聞いていただけたらまた答えさしていただきたいんですが、最終的に聞かれたことは何でしたっけ……。(「5,000人で2人の栄養士じゃいかないのじゃないか」と呼ぶ者あり) 何か、配送の……。(「危険性、それが全然入ってないっていうこと、でもマルペケがつかないっていうのだったらいいです」と呼ぶ者あり) 配送につきましては、このセンターにおける明確な具体的な課題というのは配送だと思っております。この業務、工程が一つつけ加わるわけです。 しかし、現在、山陽小野田市で米飯は委託です。非常に早い時間できて配送されて、そして各学校に届けられております。それをどうするのかということも現在今、問題が起きてるわけでございます。 以上でございます。 ○議長(大空軍治君) 岩本議員。 ◆議員(岩本信子君) 配送の問題があるということは御承知だということで。 次に、生きた教材ということで再質問したいんですけど、文科省で学校給食合理化に関する通達というのが出ておりますよね。それの中で、合理化の実施は学校給食の質の低下を招くことがないよう十分配慮とあるが、このことについてはどう考えてらっしゃいますか。5,000食の給食が今の給食より質が上がると思ってらっしゃいますか、どうですか。 ○議長(大空軍治君) 江澤教育長。 ◎教育長(江澤正思君) いろんな考えがあるわけですが、まず、メニューのバラエティー化、こういう面は、調理器具がかなりそろえられるという利点がありますので上がると思います。 そして、これは合理化か合理化でないかと言われれば、合理化の一つだというふうに考えておりますが、生きた食材っていう観点からどうかといいますと、根本的には変わらないと考えております。 ○議長(大空軍治君) 岩本議員。 ◆議員(岩本信子君) 昨日、髙松議員から、つくる人の顔が見えることについては、食育の観点から下位にあるのではっていうことで答えられておりますが、やはり生きた教材になるっていうのは、おいしくないとだめなんですよ。感動は与えられないんですよ。人はやっぱ食べるっていうことは、やっぱまずいもん食べて何の感動が起きますか。おいしいもの食べて初めて感動なるんですよ。だからこそ生産者の人と話して、ありがとうねと。だから、それで教材になるんですよ、感動を与えられるから、おいしいもの食べるということは。 それなのに、メニューのバラエティー、これも悪くはないんですけれど、私は5,000食、とにかく食、私は一応食の専門ですけれど、食事はつくりたてが一番何でもおいしいんです。だんだん時間を置けば置くほど、味、質、落ちてきます。 というのも、例えばお芋にしても、70度のあれに30分入れてたら、もうお芋溶けてしまいます、サツマイモなんか。ワカメなんかでもですね、普通もうぱっと入れてぱっと食べるぐらいが一番いいんですけれど、もう本当ずっと1時間も置けばもうどろどろして、もう食べられたもんじゃありません。そういうふうなことがやはり配送とかいう時間をかける間に、もう何ていうんかね、私、料理つくる立場としては、もうおいしくなくなるっていうことは目に見えております。これをおいしいって質が、おいしさの質じゃなくてバラエティーの質でいけば、それはバラエティーはあるんかもわからんですけど。今、なぜおいしいかっていうと、例えば前もお話ししたと思いますけど、生の魚が来て、もう皆ちゃんとフライ粉つけて、きちんと揚げてされてるんですよ。よその小さい単独の自校方式のところは。どこ行っても皆冷凍は使ってらっしゃらないんですよ、冷凍のフライとか。そうすると、これですね、冷凍のフライ使わないと、5,000食っていうのは間に合わないですよ、はっきり言って。配送時間もあるし、いろんなことで、もう切ったり何だり。で、前の日からもそろえちょかないけん。危険度は上がります。はっきり言って、前の日からそろえるってことは安全の危険度は上がるんですよ、菌がいっぱいつくから。 だから、今言うように5,000食、私はとにかくおいしくないっていう給食になったら、もう全然この5,000食の意味ないんではないか。それで、書いてありますね、この中に見たら、おいしかったと、2,000食食べたところがおいしかった、おいしかったと書いてあります。2,000食ぐらいですと、5,000食と随分と調理過程、調理手順、違います、はっきり言って。だから、本当にこの5,000食が今の給食より質が上がると思ってませんので、この点ばかりはやはり財政面と安全面ばかりを話し合われておりますけれど、質というところがちょっと見る限り、ちょっと抜けてるかなと思いますので、この辺もぜひ協議していただきたいと思います。 ○議長(大空軍治君) 江澤教育長。 ◎教育長(江澤正思君) おいしい、おいしくないということは、我々は共同調理場も自校方式も親子方式も皆食べておりますが、どれも皆おいしいと思いますし、共同調理場でつくられた給食がおいしくないというのは、どういうことかなと。(「わかってないから」と呼ぶ者あり) 舌の味覚がおかしいのかもしれませんが、私は全くそういうことはないと。今までの給食をいただいたことからは思いますし、以前、テレビ番組で恐縮ですが、テレビ番組の中でも、コンビニとか特にコンビニなんかで提供されているもの、そういうもの、レストランの料理長が自分とこの出すものよりもおいしいと。実際、確かにおいしいと、食べたら思うんです。それがじゃあ味覚がおかしいのかと。(「時間がありませんのでいいです」と呼ぶ者あり) それはですね、それはやっぱちょっと違うんじゃないかなというふうに思います。 ○議長(大空軍治君) 岩本議員。 ◆議員(岩本信子君) やはり過去、問題があったんです。4,560人の署名も集めております、親子方式のときに。 それと、やはり今「早寝・早起き・朝御飯」、やっぱり生活改善をやっております、小野田市。それで、やはり今から少子化にも向かうし、この小野田市の売り、炊飯器を各給食で子供がよそおって、この「よそおう」っていう言葉にやはり日本の文化があるんですよ。米、新米のおいしいの食べる、御飯、おかずも何も要らない、新米だけ食べた。そのことをぜひこの町の給食で実現していただきたい、夢を実現していただきたいと思います。 以上、終わります。ちょっと時間が足らんやったね。 ○議長(大空軍治君) 以上で、岩本議員の質問を終わります。……………………………… ○議長(大空軍治君) ここで10分間、休憩いたします。────────────午後2時20分休憩午後2時30分再開──────────── ○議長(大空軍治君) 休憩前に引き続き、一般質問を続行いたします。 次に、12番、中島議員、御登壇願います。中島議員。(中島 好人君登壇) ◆議員(中島好人君) 「日本共産党」の中島です。私は、市民の命と暮らしを守り、福祉・教育を充実させる立場に立って、ただいまより一般質問を行います。 質問の第1は、市民の命と暮らしを守る上で、欠かせない国民健康保険事業についてであります。 現在、国保加入者は9,604世帯、1万5,630人で、市全体の33.8%を占めています。 まずは、高過ぎる国保料引き下げについてですが、山陽小野田市の国保料は、お手元に配付してある資料のとおり、年収300万円で所得で192万円の4人世帯で46万9,910円となっており、これは県下一高い国保料となっております。しかも、収入に占める割合は15.7%にもなっています。このことにより、払いたくても払えない滞納世帯が1,325世帯で、国保加入者の世帯の13.8%となっています。このことにより、無保険者になったり、正規の保険証を取り上げられ、生活の困窮で医療機関への受診がおくれたために死亡したと見られる事例が、当市において過去に起きておりますし、また全国では、全国日本民医連調査で、昨年1年間に71人の人が死亡したという深刻な事態も広がっています。 高い国保料をつくり出している原因は、何といっても、1984年、当時の自民党政府が医療費の45%とされていた国保への定率国庫負担金を38.5%に削減したことにあります。 当市議会では、昨年9月議会において、国に対して国保負担の見直し、増加を求める意見書を全員一致で採択しています。 民主党は、政権交代が実現したら国保に9,000億円の予算措置を行い、国民の負担軽減を図ると国会で主張しております。半分の4,000億円でも1人当たり1万円、4人家族なら4万円引き下げられます。この約束を守らせる立場で、国に対しての国庫負担増への働きかけについてお尋ねいたします。 2点目は、市長は以前、山口県で一番高い国保料は避けたいと言われ、一般会計からの繰り入れを決意されています。現在、一番高いわけですから、一般会計からの繰り入れを行い、国保料を引き下げることについてお尋ねいたします。 3点目は、当市の高い国保料の原因は、医療費の増大となっていることが上げられますが、まさにそのとおりであります。当市の1人当たりの医療費は、年間平均で40万9,635円と、山口県13市の中で2番目であります。国保事業においても、保険給付費が歳出の74%も占めています。医療費削減の一つの手段として、厚生労働省もジェネリック医薬品の普及・促進に取り組んでいますが、当市の現状と今後の取り組みについてお尋ねいたします。 3番目に、滞納者への対応についてであります。 資格証明証発行対象者への対応や差し押さえなどの滞納処分の状況についてお尋ねいたします。 質問の第2は、生活保護行政についてであります。 昨年10月、要保護状態にあっても、期限が来れば機械的に保護を打ち切る有期保護制度の導入や就労自立を即したボランティアや軽作業の義務づけ、医療扶助の自己負担導入など盛り込んだ指定都市市長会の提言を発表してから、政府は非公開で生活保護制度への大幅な法改悪につながる議論を進められていますが、今回はこれらに対する当市の対応ではなく、現状についてお尋ねします。 まずは、窓口での対応ですが、お手元に配付してあります資料にありますように、2010年度、生活保護の申請に窓口に来られた方が187人で申請が90となっております。申請が48.1%と半分以下となっています。これはどういうことなのか。また、申請権を保障するために、申請書を窓口に置くことについてお尋ねいたします。 2番目は、ケースワーカーの被保護者への対応についてであります。 現在、被保護者の増から、国の厳しい就労指導や保護行政の指導もある中、被保護者への人権を無視した言動や家族の状況や生活、就労環境、被保護者への身体状況を無視した就労指導が進められています。社会情勢の厳しいときだからこそ、生活保護法の目的に沿った真の自立支援を進めることが何よりも大切と考えますが、執行部の考えについてお尋ねいたします。 3番目に、生活保護が改正され、7月19日から適用されている冷暖房設備の福祉資金活用について、積極的なこの促進についてお尋ねいたします。 質問の第3は、学校給食についてであります。 総務文教常任委員会で、高崎方式と言われる自校方式プラス全校栄養士配置とセンター方式から自校方式に切りかえるということで、高崎市に視察に行ってまいりました。 その内容については、以前、本会議で報告し、せめて当市において現行方式を堅持するよう主張したわけですが、高崎市における設備、ドライシステム化の点では、1979年、老朽化した小学校からドライシステムでの改築工事を始め、85年から3年かけて中学校、養護学校の自校方式、ドライ方式へ建設され、ほぼ10年間かけて実施されています。 昨日の本会議で、教育長は、財政的有利な合併特例債の活用も上げ、自校方式はまず不可能とまで言われ、共同調理場方式の導入の方針を決めた理由について回答されましたが、市長はどのようにお考えでしょうか。 高崎市の市長は、「私の自慢は学校給食」と言われ、「自校方式は金はかかるかもしれないが、豊かな食事によって豊かな心、人格が形成されるのではないか。21世紀を担う子供たちの人格形成のためなら、教育費の増加は未来に対する効率的な投資とも言える。子供への投資はもったいないとは思わない」と言っているわけであります。 私も未来ある子供たちのために食育を進めていくには、学校給食は自校方式が一番適していると考えています。せめて共同調理場方式をやめ、現行の自校方式、親子方式を守り、内容を充実させていくことが必要と考えますが、市長の考えをお尋ねいたします。 質問の第4は、若者定住と子育て支援についてお尋ねいたします。 当市は現在人口をふやし、地域の活性化を図ることを目的として、若者に限らず、転入促進条例を提案していますが、この際思い切って、兵庫県相生市のように、「子育て応援都市宣言」を掲げ、積極的に子育て支援を行い、若者定住を図ってはどうかと思いますが、お考えをお尋ねいたします。 以上、4項目についてお尋ねいたします。(中島 好人君降壇) ○議長(大空軍治君) 執行部の答弁を求めます。田所部長。 ◎健康福祉部長(田所栄君) では、1番の国民健康保険事業について、国保料の引き下げについてということで、アの国庫負担増への働きかけについてお答えいたします。 国保料につきましては、医療費の動向や被保険者の所得状況を勘案し、国保事業を安定的に運営するために、適正賦課に努めております。しかし、近年は医療費の上昇が恒常化しており、国保料も引き上げざるを得ない状況でございます。このことに関連しまして、市長会等を通じて機会あるごとに国に対し、補助金等の増額を働きかけをしているところでございます。国においても国保財政の窮状を理解しており、対策を検討しております。 次に、一般財源からの繰り入れでございます。 一般財源からの繰り入れにつきましては、事務費等基準内繰り入れに加え、当初賦課時に昨年度は1億9,000万円、本年度は約3億の基準外繰り入れを行いました。 市国保といたしましては、医療費の上昇等をにらみ、急激な保険料の上昇を避けるため、一般会計からの繰り入れを考えております。 次に、ジェネリック医薬品の促進をということでございます。 ジェネリック医薬品の利用促進につきましては、ジェネリック医薬品希望カードを配布するなどの取り組みを行っておりますが、さらに来年度からは、ジェネリック医薬品差額通知の送付を実施するため、現在、関係機関等と調整を図っているところでございます。 続きまして、減免制度の充実についてであります。 減免制度につきましては、保険料の減免と一部負担金の減免がありますが、どちらも相談を受ける中で、該当する方には積極的に適正に適用をしております。今後もこの姿勢でまいりたいと考えております。 続きまして、3番の滞納者への対応についてですが、未納のある方に対しては、納付相談の機会の確保を図るため、納付相談の啓発に努めております。納付者の立場に立ったきめ細かな対応に心がけております。 しかし、特別の事情もなく長期に滞納していて納付相談にも応じない場合は、債権対策室に移管し、滞納処分として差し押さえを執行してもらっている状態です。債権対策室におきましては、国保料を初めとする公金の滞納処分につきましては国税徴収法等の関係法令に基づき、適正に滞納処分を執行しております。市国保といたしましては、できるだけそのような滞納処分を行わなくても済むよう、今後も積極的に納付相談の機会の確保に努めてまいります。 続きまして、2番の生活保護行政について御回答申し上げます。 まず、窓口の対応についてでございますが、相談者に対して保護の受給要件の趣旨を十分説明し、相談内容に応じた懇切丁寧な対応を行っております。相談に当たっては十分な事情聴取を行い、申請の意思を表明された者に対しては申請書を交付しております。また、申請をする際には、申請書及び関係書類を持参して行うなど、丁寧に説明しております。 続きまして、ケースワーカーの受給者対応について、稼働年齢層の就労可能者に対してどのような支援を行っているかということでございます。 受給者につきましては、自立助長を目指し対応しております。特に、稼働年齢層の就労可能者につきましては、就労支援に力を入れ、本年4月からハローワークのOBの者を就労支援員として雇用し対応しております。就労支援員は、対象者の相談を受け、就職に際しての心構えや面接に際してのアドバイス、就労情報の把握を行っております。また、ハローワークへ同行し、ハローワークとのパイプ役をするなどの支援を行っております。 それから、冷暖房設備の福祉資金の活用についてでございますが、平成23年7月19日付で、生活保護法による保護のうち、実施要領についての一部改正があり、今まで暖房器具の貸付資金のみ収入として認めないものの取り扱いとなっておりましたが、冷房器具も認められることになりました。 この制度では、就労収入や年金収入と何らかの収入を得ている場合のみが対象となっております。 現在、すべての生活保護世帯の冷房器具の有無を確認する作業を行っており、冷房器具がなく貸し付けを受けることができる世帯については制度の説明をすることとしております。 以上でございます。 ○議長(大空軍治君) 江澤教育長。 ◎教育長(江澤正思君) 学校給食に関して、現行の体制を守りということでございますが、この現行の体制が極めて劣悪だから我々は提案してるわけです。 現在、何度も申しておりますが、米飯の回数にしても食器にしても安全・安心にしても市内産率にしても、県下で最低レベルの状況なわけです。特に、子供たちの未来をどういうふうにするのかと、それは思いは同じでございます。しかし、日本食の食文化を子供たちに伝えるっていう大きな義務・責務、これを今の山陽小野田市は果たしているんでしょうか──これは私は疑問だと思っております。ですから、それを何とかしたい。しかし、それは具体的に今までも何とかしたいっていう思いはあったわけですが、できなかったわけです。今、それが可能な状況が生まれています。ですから、ぜひこれでそれを解決したいと思っているわけです。 以上です。 ○議長(大空軍治君) 堀川部長。 ◎総合政策部長(堀川順生君) 4番目の若者定住と子育て支援について、兵庫県の相生市のように、子育て応援都市宣言を掲げ、積極的に子育て支援を行い、若者定住を図ることということで御質問ございました。 当相生市においては、平成23年4月に、相生市子育て応援都市宣言を行い、さまざまな子育て支援策に取り組まれています。 主なものとしては、転入者で住宅を新築、または購入された方に対する30万円の奨励金の交付、市立、これは市の設置してる市立幼稚園の保育料無料化、出生時1人当たり5万円のお祝い金給付、中学3年生までの児童に対する医療費無料化、小・中学生に対する給食費の無料化などがございます。 相生市では、総合計画の中で、子育て支援についての施策を最重要施策に位置づけ、これらの施策に取り組まれておられます。 さて、本市では、第1次山陽小野田市総合計画で、平成29年の目標人口を6万4,000人と定め、人口の転入促進及び転出抑制の施策に取り組んでおります。 その中でも子育て世帯に対する主な施策としましては、ファミリーサポートセンター事業、地域子育て支援センター事業、妊婦健康検査の拡充、私立保育園施設整備費の補助、延長保育の実施などがあります。 また、昨年度末には、新しいホームページ「さんようおのだっこ」を開設し、総合的な子育て情報の提供も始めました。これにより、児童福祉、教育、保健など、多岐にわたる子育て情報を一元化し、安心して子供を産み育てることができる環境づくりが一歩進んだものと思っております。 今年度は、定住人口の確保のための新たな施策として、転入促進条例の制定に取り組みました。御存じのように、この条例は現在、審査継続中でございますが、転入者に対する奨励金交付により本市への転入者増加が期待され、これにより若者を含んだ定住促進に効果が上がるものと考えております。 しかしながら、平成29年の6万4,000人という目標人口を達成するためには、さらなる転入促進策に取り組み、それと同時に転出抑制策や子育て環境、医療・衛生環境、教育環境、雇用環境などの充実を進め、魅力的なまちづくりを総合的に進めていく必要があります。 御提案いただいた「子育て応援都市」の宣言及び定住促進のための専門部署の設置等については現在のところ予定はございませんが、今後は相生市の先進的な施策も参考にしながら、本市のまちづくりに最も効果的な施策に取り組んでまいりたいと思います。 また、複数の部、課などに関連する重要な施策については、部・課の垣根を越えて組織する庁内プロジェクトチームの活用も含めて、本市が進めるまちづくりに最大の効果が上がる体制を考慮し、各施策に取り組んでまいります。 以上です。 ○議長(大空軍治君) 中島議員。 ◆議員(中島好人君) それでは、順を追って再質問をさせていただきたいというふうに思います。 まずは、国保の問題ですけども、先ほど壇上でも少し言いましたけども、お手元に配付しておりますモデルケース1をごらんください。 山陽小野田市は、これは年収300万円で夫が55歳、妻が52歳、子供2人で46万9,910円と。40万を超えているのが、ざっと見ますと、上から下関、宇部、そして岩国というふうにあります。反対に一番低いというところでは美祢市が30万8,080円となってます。とすると、この山陽小野田市の差が何ぼでしょうか。16万のこの差があります。こうした状態の国保料というのは、まさに生活破壊ともなっていくのではないかというふうに思いますし、またこの裏をごらんください。先ほどの若者定住策と言われましたけども、このケースはアルバイト収入で180万円、夫婦2人、若い夫婦ですね、28歳と妻25歳、これも一番高いところで20万9,300円ですね、割合がもう11.6%を占めるわけですね。これに例えばお子さんが生まれれば、均等割の5万5,600円が追加されるわけですよね。本当に若い人たちもなかなか大変だなというふうに思うわけですけども。 私は本当にこの国保料が本当に引き下げていくという意味では、事業者であるこの市が責任を負っているわけですから、その辺ではもう基金もついてなかなか厳しい財政状況ではありますけども、暮らしと命、健康、そうしたものを守っていく点では、何とか工面して、この間も3億とか1億とかいろいろやっぱ、ここは市長も山口県一高い国保料に何とかすまあという過程の中で努力されてきた点もあろうかと思いますけども、現実こうして今一番高いちゅうふうな現実があるわけですから、その辺、再度考えていく必要があるんではないかというふうに思いますけども、この点についてのお考えをお尋ねしたいというふうに思います。 ○議長(大空軍治君) 白井市長。 ◎市長(白井博文君) 国保の料金ですけども、残念ながら、13市の中で保険料が一番高いですね。保険料については、毎年6月ごろですかね、6月ごろ協議をします。一番高くはならないようにと、その不名誉な地位だけは何とか避けるようにということで、医療費随分上がっておりますけれども、国保会計がもう70億を超えてますから、市の負担ももう限界を超えております。しかし、そのワーストワンだけはならないようにということで、協議の場では述べてるつもりなんですが、最後は私が判を押しておりますから、この金額で決まったんだろうというふうに思います。 国保に加入してる市民の皆さん方には非常に申しわけないと、そういう気持ちでいっぱいです。来年は何とかもう少し善処したいと。ただ、一般会計からの繰り入れも結構あると、さっき聞かれましたね。1億9,000万、さらに3億と。 そして、中島議員のずっとこの壇上での質問を聞いてまして、質問の中には指摘がたくさんありますが、無尽蔵にはお金があるわけじゃないんですよね。幾らでもあるわけじゃないんです。「国保の料金を減らせ」と言われながら、例えば、私は給食について共同調理場がいいのか、親子方式がいいのか、自校がいいのか、それはちょっと横に置きまして、「一番高いのを選べ」と言われているところに矛盾があるなと思いながら聞いていました。 財源を示していただければ、すなわちすべてオープンにしております。オープンにしてる中で今市の税収が約100億、そして交付税が約40億から40数億です。両方合わすと150億をちょっと切ります。国の交付金、県国の補助金と全部合算して、一般会計が250億で運用しております。その250億の一般会計を組むに当たっては、もう何度も何度も繰り返し繰り返し、これでいいのか、これでいいのかと、担当職員と協議をした後も自分でそれを繰り返して繰り返しております。しかし、不十分な点も当然あると思うんです。ここが少し予算のつけ方が多過ぎやしないかという指摘していただければ、すぐに反省して、そこの見直しをします。多分そういうところないと思うんです。そのあたり、どうぞよろしくお願いします。 ○議長(大空軍治君) 田所……(「いや、いいです」と呼ぶ者あり) ○議長(大空軍治君) 田所部長。せっかくの答弁ですから、ちょっと聞いてください。 ◎健康福祉部長(田所栄君) 済みません、時間もあると思いますけど、ちょっと補足説明をさせてください。(「市長以上にありますか」と呼ぶ者あり) 一応、保険料率の考え方でございますけども、今言われたように、特定の所得のある方については1位ということには間違いございません。 ただ、私どもが保険料率を県下13市と比べる場合は、軽減を含めた中で比較した表、これはほかの市も同じです。軽減を含めて1人当たり幾らということで私どもは比較してトップにはなるまいということで市長さんにお願いして、だから平均すればですよ、国保の1人当たり平均すれば2位なんです。それはなぜかといいますと、低所得者の方が多くて、7割、5割、2割軽減があるから、またそういう結果にもなるわけでございますので、その辺はよろしくお願いいたしたいと。 ○議長(大空軍治君) 中島議員。 ◆議員(中島好人君) 1位か2位か、とにかく高い国保料に問題があって、担当課としては気持ちわかります。いいです。 それでは、財源の問題です。それが次の項目になるわけです。ジェネリックの問題です。 私はこれからここ削ってここへ回せとか、そういう権限は一つもある意味じゃありませんし、ただ、高い医療費を何とか引き下げる道はないだろうかという点で今から提案をしたいというふうに思うわけですけども。 先ほど壇上で言いましたけども、これは山陽小野田市の分ですよね。全国のこの1人当たりの医療費は29万5,457円です。それで山口県は、これよりか多くて、1人当たりは36万2,990円、これは山口県は47都道府県の中で一番です。一番高いわけですね。その一番高い山口県の中で、この山陽小野田市、40万9,635円は2番目です。これはやっぱ何とかということです。 それで国のほうもやはりこの医療費を引き下げにゃいけないということで、ここに厚生労働省、御存じだと思いますけども、厚生労働省が平成20年の3月に後発医薬品、このジェネリック医薬品Q&Aと、医療関係者の方々へというパンフを作成しているわけですね。後発医薬品の進出、有効性、安全性、後発医薬品の信頼性向上に向けた国の取り組みというふうにパンフを作成してます。ちょっとあれですけど、初めにというところですね。 「後発医薬品は、先発医薬品と治療学的に同等であるものとして製造販売が承認され、一般的に開発費用が安く抑えられることから、先発医薬品に比べて薬価が低くなっています。 このため、後発医薬品の普及は、患者負担の軽減、医療保険財政の改善に資するものであり、政府としては、これを積極的に推進していくこととし、『経済財政改革の基本方針2007』において、2007年に閣議決定において、『平成24年度までに、後発医薬品の数量シェアを30%以上にする』という目標を掲げています。 しかしながら、現在のところ、我が国における後発医薬品の普及は欧米諸国に比較して進んでいません。これには、様々な要因がありますが、その一つに医師、薬剤師などの医療関係者の間で、後発医薬品の品質や情報提供、安定供給に対する不安が存在していることが挙げられます。 この冊子は、これらの不安や疑問にお答えするために作成したものであり、今後、医療関係者の間で後発医薬品に対する理解と信頼が一層高まり、その使用が促進されることが期待されます」。 そして、このずっと医療関係者に対して説明したQ&Aが作成されてます。 そうした中で国も挙げてやってるわけですし、また今現在、しかし、こうした国にもかかわらず、この30%は難しいと、こういう形もなってきているんですけども。 そこで、だんだん上がってはきているんですが、新たな工夫が必要となっているというふうなところで、そこで広島県の呉市が、先ほど何か開示していくちゅうようなことでありましたけど、差額を要するにジェネリックとの差額を通知して出そうちゅうことで、その辺の取り組みが進められてきているわけです。 その内容については、また今壇上に資料として配付しておりますけども、欧米でいわばアメリカがもう70%を超えてると。それでイギリスやドイツ、欧米では65%を進めていると。日本もことしだんだん頑張ってきて、こういった厚生労働省の取り組みもあって、ことしでは23.5%というふうになっていますけども、やっぱ六十五、六%上げていけば、年間で3兆円の医療費の削減につながると、こういう試算もされているわけですね。 そうした中で、この資料に配付されてますけども、呉市、これは厚生労働省のホームページで181ページの中から1枚にまとめたもんですから、なかなか不十分な点もありますけども、結局、呉市がここでいうと平成20年の7月にこの差額通知を開始した、このとき普及率は17.29%だったわけですね。それで、1年、ほぼ2年近くなって、去年の4月ぐらいからもう20%を超えてきているわけですね。そうしたどんどんこの差額通知を開始してふえてきていると。 そして、2番目の経済効果でいえば、この7月からカードの累計で1万1,613人がそういうふうに切り替えてきて、平成20年度は4,400万、平成21年度は8,800万、途中ですけども平成22年度は見込みで1億800万円ですかね。そういう見込みというふうになってます。それで、下の表が、レセプトを発行する枚数です。問題は、その集約したのが一番下の69って書いてありますけども、平成22年度の費用対効果ですけども、費用がやっぱレセプト電子化で3,500万円の費用がかかっていくと。先ほどの何ちゅうか、39掛ける7,500枚、郵便料が230万円で、費用が3,740万かかって、それで反対に医療費の軽減が、先ほどの1億8,000万円とこのレセプトの報酬減で330万、1億1,100万で、その差額が7,390万というふうに効果が上がってきてるというのが、これは厚生労働省の調査ちゅうか、呉市のほうから上がってきた中身です。こうしたのを見ても、いかにこのジェネリック薬品の効果があるんではないかというふうに思います。 先ほど私は、国保会計の中も見ましたけども、ふと生活保護の関係はどうだろうかというふうに見て決算書を見ますと、医療の扶助が8億、医療費が8億100万ですよね。1人当たりがこれも7万2,000円です。この生活扶助が半分の4億8,000に対して、その倍がこの医療扶助になってるんですよね。こうしたこれも4分の1は市が出しますから、この国保会計とはまた違いますけども、市全体のこの医療費を抑えていくというか、その辺でもこのジェネリック薬品の活用促進は、非常に効果的ではないかというふうに思うわけですけども、その辺での考えを再度聞きたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(大空軍治君) 白井市長。 ◎市長(白井博文君) まず、導入部とあと本論がありますが、導入部はジェネリック薬品の件ですけれども、その医薬品については日進月歩の世界だと、医薬品の開発ですね。ですから、ジェネリック薬品がおくれてくるというふうなことも、もうそういう時代に入っているということだそうです。ですから、一定の症状とか一定の疾病に効能のあるその医薬品が、古い特許のあった医薬品がもう期間が切れて、そしてジェネリックが出てるという、そこでとまってるわけじゃなくて、もう一つ新しいのがまた出てるというふうな、そういう時代で、必ずしもジェネリック医薬品、それをすべて医師にお願いするというわけにはいかないという問題があると、そんなことを指摘されています。 しかし、それはともかくとして、とりあえず非常にこの医療費をどう下げるか、国保会計の健全化の上で非常に重要だと、こういう自覚はありまして、重ねて近いところで2つのことを市民とそれから医療関係者にお願いしようと思ってます。医療機関のほうには、今のこのジェネリック医薬品の処方をぜひお願いしたいと。 なお、国保に加入してる皆さん方には、保険証と一緒にカードをお渡ししてると思うんです。ですから、医療機関の窓口で重ねてジェネリックお願いしますと言わなくても済むように、その手配してあると思うんですが。山陽小野田市内のすべての医療機関、当然市立病院も入ります。河合局長のほうにも出します。すべての医療機関にジェネリック医薬品の活用、その処方について、可能な限り御協力をお願いしますという文書を出そうということを考えてます。 もう一つは、今度は市民向けに、かかりつけ医、かかりつけ医をぜひ持ってくださいと。行き当たりばったりで、一つの病気について、例えば風邪その他、何カ所かの診療所あるいは医院等にかかるというんじゃなくして、かかりつけ医をぜひ持ってくださいというふうなお願いをしようと、近くそれに取り組みたいと、市長の名前で取り組みたいと考えておりますが、それでもってどの程度効果があるか、それを一応経た上で、また次の段階のことを考えていきたいとそう思います。(「議長、後に回しますから」と呼ぶ者あり) ○議長(大空軍治君) 中島議員。 ◆議員(中島好人君) 先ほど、今、市長は市民病院もということで、本会議場で質問の中で、「当市の市民病院の活用状況はどうか」という回答に、「6%から7%に引き上げた」と、こういうような話の答弁がありましたけど、再度この局長のほうにお願いしたいというふうに思います。 ○議長(大空軍治君) 河合病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(河合伸也君) 中島議員さん、よく調べられてますんですが、私の診察してます印象からしますと、国保料金の値上がりは、ジェネリックも何割、何分の1かはあるかもしれませんけれども、やはりこの周りの人は重複受診といいますか、同じ病気で数カ所かかっているという方が多いことが事実であろうと思う。 私も診察してまして、もう3つも4つも受診しながらまだ心配で、結局山大に行って、また再度詳しく調べていってということで、非常にコストがかかっていく。そのことは結果的にある意味では住民にとっては非常に恵まれているということも言えるかもしれない。不安をあれかもしれないということです。 もう一つ、ジェネリックの件につきましては、確かに私たちはおっしゃることはよくわかるんですが、大体コストとクオリティーが相反するものでして、先ほどから言われまして、やはりコストを安くすれば、もう、少し質は落ちていくということは当たり前なので、安かろう悪かろうをどうぞ促進するという方針であれば、それは仕方がないんですけれども、やはり今病院としては、コストもクオリティーもということで、できるだけ安く、なおかつ余り悪くないというものに限定していこうということにすれば、そう簡単に引き上げられないと。 これはジェネリックは10年たてば特許は切れますから、ジェネリックを使えということは、一般にもう15年前の治療をやっとけということを意味するんですよ。つまり最近の四、五年の薬はもう使うなと。もう15年ぐらい前の治療にしとけと、それを将来ともそうやっとけというところなので、新薬の開発もないし、もう将来の子供たち、次世代も含めて、もう今で十分じゃないかということを意味することになるわけなんですけれども。 ただ、国がそういうのを出しながら、非常に国がずるいのは、先発のところ本来ならば、先発のところの料金を例えばジェネリックが半額になったとするならば、先発の料金も半額にすべきところなんですよね。しかしながら、先発の料金はそのままに残しといて、ほかにわけもわからん会社がつくった似たような薬を半額にして、それが成分がほぼ同じであるからそっちを使えということは、失礼と言われますけど、一気に50数社も出れば、やはりわけもわからない会社も出てくるので、一方では10年間の実績があって、副作用もよく知っていて、一方では何も知らずにその成分だけつくって説明を聞いても何もわからないという。説明は先発の会社に聞いてくださいといっても先発の会社も答えるわけないので、そういう薬を使えという、ちょっとその辺が何か安かろう悪かろうになってしまう。そのあたりも、ですから、やはり国のその辺のシステムも、10年以上たてばもう半分にしなさいということを国が決めさえすれば、もうそれで済むはずなのにというふうに私たちは思うんですけど。それをせずに、国はいい格好せずに末端のほうの責任にしてしまうというところがどうも納得できないというところなんです。 本当にジェネリックをパーセントを上げたところが非常にすばらしい病院かというと、さっき言いましたように、つまり15年前の薬をどんどん使わされているということを意味するわけでして、それはこの最近の新薬をほとんど使ってないといいますか、もっといいのがあっても使えない、使わないということを意味するので、どちらを選択するかということになるんですが。やはり私は、当初もう少し受診のあり方、さっき市長さんも言われましたように、やはりかかりつけ医を持って、きちんとやはり受診のルールといいますか、そのあたりをきちんとかかりつけ医と相談して、どこに受診してそれをもう信頼してということで、かえって何か同じ病気であっちこっち行って、同じようなことを言われて非常に不安になってくるといいますか、同じものを表現するのにもう知らないことを表現するにも、ちょっとずつ表現違いますよね。それでかえって不安になってしまうということで──ちょっと、手を出されると私もやめざるを得んのであれですけど、やめますけど、ちょっと今言われとるのは、安かろう悪かろうを推し進めているということは十分御自覚いただければ。 ○議長(大空軍治君) 中島議員。 ◆議員(中島好人君) 言いたかったのは安かろう悪かろうだけで、長い話してもですね。私もこれを取り上げた以上は、いろいろ薬剤師の方とかいろいろ話も聞いてきました。それで、ただ、もう頭から安かろう悪かろうと決めつけるのは、僕は、その薬剤師の方の聞いた中ではそんなことはないと。やっぱ改善もされてて、それで安かろうよかろうというのも結構あるというふうに聞いてます。ここにも資料もこんだけの資料もいただいて。ただ、そういうものを、ここでそういうやりとり云々じゃなくて、やはりそういうものもあって、そういうものの活用の方向も、安い同じ効率である意味じゃ安いし、同じものであれば、それも使っていこうという方向を示していこうと、そういう努力をしていこうという方向を目指して進めていくのが当たり前じゃないかと。 何とか今、県下一高い国保料の医療費を何とかして下げていこうというふうな市長も取り組もうと、医療機関や市民にもお願いしていこうという中で、局長だけが足を引っ張るような話で、そういう方向じゃないと、みんなして頑張っていこうと、だけどこういう点もあると。そこはちらっとは強調してもいいかもわからんけども、それも全面的にそこで押さえつけるというのはよくないと私は思います。 それと、もう一つは、かかりつけ医のこの問題ですね、さあっとこれやることは実施することは、このレセプトの電子化を行うことですから、先ほどの重複医療をなくしていく方向にもなっていく。 だから、ここの呉では、レセプトの電子化データベース化によって、ジェネリック医薬品の使用促進以外にもさまざまな医療費適正化の取り組みが可能となっている。ジェネリックだけじゃないんです。先ほど、例えば複数の医療機関で同じ症状の受診を行う、重複受診者の抽出が可能であって、医療機関を設定することで指導対象者を限定して、重複受診について、より効果的な保健指導を行える効果があるというふうにしてますし、特定健診のデータから重症化した疾病の基礎疾患の状況を把握し、かかりつけ医の医療機関と連携して、丁寧なこの食事や運動、こうした指導が可能になっていくというような別の効果も生まれているということが報告されてます。 ぜひ市長の2つの取り組みをぜひ積極的に取り組んでいただいて、何らかの形で医療費を引き下げる方向で努力していただきたいというふうに思います。 次に、減免ですけども、これは失業で国保になった人ですが、これに対するこれは減免で、平成21年4月14日に、そういう積極的に取り組むようにと、こういう通達がありますけど、その辺の当市の実績というのは数字だけで結構ですけども、その辺をお願いしたいというふうに。 ○議長(大空軍治君) 田所健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(田所栄君) 非自発的軽減の件数ですけども、22年度は150件、金額にしまして1,846万5,000円でございます。 ○議長(大空軍治君) 中島議員。 ◆議員(中島好人君) 積極的っていうのもおかしな話ですけども、漏れなく進められているというふうに確認できました。 滞納者への対応ですけども、短期証の発行対象世帯が412世帯となって、現在発行済みが398世帯。ですから、いわゆる無保険者という形では14世帯ですけども、これは行って戻ってきたってという感じで、やむを得ない点があろうかと思います。これはいいです。 資格証におけるこの発行の対象世帯が309世帯で発行が7世帯です。とすると、いわゆる資格証も届いてないという点では、届いちゃいけんのですが、302世帯という形ですけども、今国はこの資格証については慎重に取り扱って、払いたくても払えないということが確認できたという人に限りと、こういうふうにですが、7世帯はそのことが確認できたんではないかと、残りがまだ確認できてないからここにおいてあると、こういう話だろうと思いますけども。 そうなると、この納付相談を進めていくという点では、そういう事情が対象者が要するに半年が対象者で、1年過ぎれば資格の対象者という形になるわけですけども、状況によっては短期証というか、そういうことにもつながっていくと。きちっとそういう納付相談なりそういう方向があるんだと、資格証の発行はそういうことが確認できない限りはそういう発行しないから、ぜひ納付相談来てくれちゅうような話もしながら、ぜひその辺の方向を示していただきたいというふうに思いますけども、そういった方向を進めていくつもりはあるのかどうか、その点についてお尋ねしたいというふうに思います。 ○議長(大空軍治君) 田所健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(田所栄君) 資格証につきましては、今議員さんがおっしゃったように、1年以上滞納ということで、その間に一応こちらのほうとしましては、督促・催告というただ単純な方法ではなくて、弁明の機会とかこういう納付相談をする期間とか、その辺の御案内も差し上げて、あるいは電話、その辺で接触の機会を持ちながら、とにかく相談をして、払えない特別な事情等あれば相談に乗りますからということもやっております。 ただ、どうしてもその辺では、何ら連絡もつかない、相談にも来られないという方についてはいたし方ないということで、一応資格証の発行といいますか、そういう資格を該当するということで思っておりますけども、引き続いて該当者の方には御連絡して接触の機会を持っていきたいというふうには思っております。 ○議長(大空軍治君) 中島議員。 ◆議員(中島好人君) ひとつよろしくお願いします。 差し押さえの件では、当市は、生命保険が12、貯金が63、家賃が1、給与が2、出資金が1、セレモニーが2と、計81件の差し押さえというふうな実績があるわけですけども、問題は、生活が困窮している方々にまで強引に取ってはならないというのが原則です。だから、国税徴収法基本通達で76条とか、あと75条もそうですし、77条もそういうふうな規定があります。 要するに例えば滞納者とその家族の生活に必要なこの3カ月間の食事及びこの燃料費、そういうものは保障しなきゃいけないというふうなこともあるわけですから、その辺についてはこういう対象者にはそういうのが該当はなしで、きちっと対処されてるのかどうか、その点についてもお尋ねしたいというふうに思います。 ○議長(大空軍治君) 白井市長。 ◎市長(白井博文君) 事前に連絡をとります。そのあたりについての説明がきちんとあれば、もちろん次の強制手段に、強制手続に移行するってことはあり得ません。 ○議長(大空軍治君) 中島議員。 ◆議員(中島好人君) 最近は聞かないですけど、以前はもうすぐなけなしの貯金からすぐ取られたと、こういう話も聞いたことがありますんで、今私は確認したんですけども、そういう連絡をとるということでしたら、そういうきちっと本人との連絡をとって対処していただきたいというふうに思います。 次に、生活保護の問題ですけども、これはもうちょっと時間的になくなりました。 ただ一つ、就労の問題です。私この間、この相談の中で、福島県、今問題になってますね放射能、その福島県でがれき撤去の仕事があると。3時間程度のこの労働時間で日当が1万円だと、ぜひ考えて福島県に行ってはどうかと。 その人は50歳で、妻がちょっと精神的なちょっとわずらって、それで、お母さんが要介護の2です。そういう方にこのことを言うということ自体の今の流れ、こうしたことはただすべきではないかというふうに思いますけども、これについてお尋ねしたいというふうに思います。 ○議長(大空軍治君) 田所部長。 ◎健康福祉部長(田所栄君) 大体要介護2とかその辺があれば、そういう就労の場があるということでお話はされてもいいと思いますけども、あとの生活のことを考えてまたほかのまた就労支援、就労先の紹介とかその辺はあってもいいのかなという気はしております。 ○議長(大空軍治君) 中島議員。 ◆議員(中島好人君) 私は、ただすべきではないかどうかと、こういうふうに聞いておるんだけども、その辺は今後もそういった方向を続けるということですか。 ○議長(大空軍治君) 白井市長。 ◎市長(白井博文君) 具体的なケースを担当者から詳しく聞きまして、そして社会福祉課の関係の職員と一緒にきちんと協議をします。人道的なそのスタンスは市役所としてはきちんと堅持するつもりです。 ○議長(大空軍治君) 中島議員。 ◆議員(中島好人君) あわせて、やはり窓口で家賃が高い、引っ越して低いとこへ引っ越さなけりゃ受け付けないよと。車に乗ってるということで、これを他人の名義であっても車を廃車せよとか、親に頭を下げてでも支援を頼めと、保育園をかわれ、賃金の高いとこへかわれ、とても働ける状況じゃないのに働けと、本当に言葉の言い回しもひどい。こうした状況の中で何ちゅうかね、他人恐怖症とか、人に会うのがもう怖くて外へ出られん、パニックとかノイローゼにもうなってしまう。こういうことは本当に本人の自立を遠ざけていく。 私は本当、元気に、今の先の見えないパニック状態になる、そうした中で何とか光を市役所に求めていく。そこからまた頑張っていこうと。それを励ますのが、僕は担当の役割ではないかと。僕は先ほど壇上で言いましたけども、国がどんどん圧力かけていく。そういうことの流れに沿うのではなくて、本当に市民の目線、その人の気持ち、それは机上の問題じゃない。一人一人全員違うんです。言葉でも、そう言ったでも平気な人もおれば、ずしんとこたえる人もいます。やっぱそこを見きわめるのがプロです。やっぱ僕はプロの仕事をしていただきたいというふうに思います。これは先ほど、僕はだれそれがどうの、この人がどうのということではないんです。僕はその人を責めてもらいたくはないです。全体として流れを変えていく、国の圧力に屈しないで市民のために頑張ろうと、その人がどうこうじゃないと、僕はそのことを、何か市長がああ言われると、僕はその人のワーカーの個人的な問題ではないというふうに考えます。さあ一つ、そのとこだけそういうふうにしないで、全体で考えていただきたいというふうに思います。これはもういいです。 次に、学校給食が本当はこれがメインだったんですが、いいですか。(「どうぞ」と呼ぶ者あり) どこからいこうか。僕は壇上で2回も市長、市長と、の考えを聞きたいと。 全部やっぱ自校方式かセンター方式かっていろいろあったときに、やっぱ市長の決断は決まっちょるわけね。先ほど、高崎市、言いましたけども、それともう一つはどこですかね、新潟県の……。あそこも市長選挙で、市長が「学校給食を守ります」と言った人が通ったらしいですね。(笑声)それは今から見つけますけども、やっぱ市長の決断がやっぱ方向を決めるわけです。ぜひ市長のこの気持ちをお聞かせいただきたい。 ○議長(大空軍治君) 白井市長。 ◎市長(白井博文君) 実は、給食センターの件につきましては、まだ十分よく理解できないものがありまして。ですから先日、平成21年4月の市長選挙のときに、私が公約に掲げた事項についての検証の大会がありました。青年会議所主催でした。そのときに給食センターの質問を受けて、どうも私は不正確な説明したと。詳しい説明は情報がありませんので、結論だけ、それはウエットが禁止されてドライに変わったからじゃありませんかという程度のこと話したんですが、どうもそれは間違ってるということがわかりました。 それはともかくとして、この議会で岩本議員とそれから教育長との間の、この給食調理場のあり方について、どんな議論が展開されるか、軍配は最終的にどちらに上げればいいだろうということで、すごく興味を持ってきょうは楽しみにしてました。ただ、まだ軍配がちょっと上がりませんね。もう少し双方からお話を聞く機会が欲しいと考えます。 ○議長(大空軍治君) 中島議員。 ◆議員(中島好人君) 見つかりました。これは新潟県の五泉市、これもやはり市長がそういう掲げて通ったとこで。その立ち上げた、市長選挙が終わった後、やっぱあり方を研究して、その答申が随分出てきて、ここでちょっと言うと時間がなくなるから、8項目か、いっぱいこの自校方式がなぜいいかと、こういう検討委員会が出した回答の文書があるんですね。 それと、ことしの8月、東京の小平市がこんだけの小学校給食の基本方針で、ずっとドライ方式にしていくけども、何年かかけてやっていくと。それとかそういう中で、ここでは自校方式の継続、自校方式による学校給食は、献立づくりや地場農産物の調達において各学校の特色を出すことができます。児童と調理従業員との身近な触れ合いにより、給食をつくる人への感謝の気持ちを育て、食べ物の大切さを学ぶことができます。今後も各学校の給食室を活用し、自校での給食調理を行う自校方式の利点を生かした給食の提供を行っていきます。もう長く検討委員会、何回かやって、やっぱし自校方式というのを。結構いろんな各地でそういう学校給食のあり方を検討委員会でそういう答申を出してきてるんで、ぜひそういった方向も市長さんも調べていただきたいというふうに思うんです。ぜひ市長もこの検討委員会の中でそういった方向を進めていただきたい。 最後に、相生市の子育て応援都市宣言です。 「子どもは次代を担うかけがえのない存在であり、子どもたちが夢と希望をもち、健やかに育つことは、わたしたちの願いです。 子どもを産み育てやすい環境をつくり、心豊かなたくましい人を育てることは、わたしたちの使命です。 わたしたち相生市民は、子どもの笑顔があふれ、子育てに喜びを実感できるよう、家庭、地域、学校、行政のみんなが手を携えて、地域全体で子育てを支えるまちづくりを目指し、ここに「子育て応援都市」を宣言します」。 以上で、私の一般質問を終わります。(笑声) ○議長(大空軍治君) 以上で、中島議員の質問を終わります。 これをもちまして、本日予定いたしました一般質問者の質問はすべて終わりました。 明日9日は午前10時から本会議を開き、一般質問を行いますので、御参集をお願いいたします。 本日はこれで散会いたします。お疲れでございました。────────────午後3時42分散会──────────── 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。  平成23年9月8日   議  長   大 空 軍 治   署名議員   松 尾 数 則   署名議員   三 浦 英 統...